自分の感情に気づき整理されると、
自分を責める回数が減り、
人に振り回されにくくなり、
自分で選べることが増えていきます
かといって、落ち込まなくなるわけでも、
いつも前向きになるわけでもありません。
大きく変わるのは、
感情に反応して動くのではなく、
一度立ち止まって考えられるようになることです。
つまり、同じ出来事が起きても、
受け取り方や選ぶ行動が変わっていきます。
たとえば以前なら、
「相手の機嫌が悪い」
↓
「私が何か悪いことをしたのかも…」
↓
「嫌われているのかも」
↓
「やっぱり私には価値がない」
と、自動的に自分責めへ進んでいたかもしれません。
これ、心の悪循環(負のサイクル)に陥っている、といいます。
でも、感情が整理されてくると、
「私は今、不安になっているんだな」
「でも、相手が不機嫌な理由まで私のせいとは限らない」
と、気持ちと事実を分けて考えられるようになります。
この小さな違いが、日常ではとても大きな変化に繋がっていきまず、いつの間にか
自分責めが減っていることです。
1.自分責めを責める回数が減る
何か失敗したときにも、
「私が悪い」
「ちゃんとできなかった」
「やっぱり私はダメ」
と、すぐに自分の価値まで否定しなくなっていきます。
失敗したことと、
自分に価値があるかどうかは別の話んなんです。
感情が整理されると、この二つを切り分けて考えられるようになります。
これは、無理に自己肯定感を上げたからではないのです。
自分を責める必要のない場面まで、
自分を責めていたことに気づけるようになるからです。←この感覚がとっても大事!
2 気持ちと事実を分けて考えられるようになる
悪循環に陥っているときほど
私たちは「感じたこと」を「事実」だと思いやすくなります。
「嫌われた気がする」
が、
「嫌われたに違いない」
になり、
最後には、
「だから私は価値がない」
まで進んでしまうことがあります。
でも、
「私はそう感じている」ことと、
「本当にそうである」ことは別なのです。
この違いが分かるようになると、
思考が少しずつ整理されていきます。
必要以上に先回りして不安になったり、
相手の言葉を悪い方向に解釈したりすることも減っていきます。
3. 境界線が引けるようになる
感情が整理されると、
人との境界線も引きやすくなります。
(「人との境界線」については別記事に書いています)
◎無理なお願いを断る
◎相手の機嫌を自分の責任にしない
◎疲れているときには距離を置く
◎人に合わせすぎない
以前なら、
「断ったら嫌われるかも」
「私が我慢すれば済む」
と感じていた場面でも、
「これは私の課題なのか、それとも相手の課題なのか」
と考えられるようになります。
罪悪感が完全になくなるわけではありません。
でも、罪悪感がちょっぴりあっても、
自分を守る選択ができるようになっていきます。
これが、生きづらさが緩んでいくプロセスです。
4.体の反応も変わる
心だけでなく、体の反応も変わります。
常に緊張している状態がゆるみ、
気持ちよく眠れるようになったり、疲れ方が変わったと感じる方もいます。
無価値感や喪失感が続くと、心と体は同時に消耗しているものです。
感情を整理して無価値感を解放していくことは、
神経の緊張を下げる作業でもあります。
5. 自分で決められることが増える
感情が整理されてくると、
「嫌われないように」
「怒られないように」
「期待に応えられるように」
と周りを基準に選ぶことが少しずつ減っていきます。
そして、
「私はどうしたい?」
「本当は何を選びたい?」
と、自分に問いかけられるようになります。
感情を整理とは、気分を明るくするためだけのものではありません。
自分の反応のクセに気づき、自分で選び直せるようになること。
そうして少しずつ、「周りに合わせる人生」から「自分で選ぶ人生」へと変わっていきます。
