HSPとアダルトチルドレンが重なると、なぜ生きづらくなる?心のパターンをほどく方法

HSPとは生まれ持った敏感さ、資質と言えます。

アダルトチルドレンは、育った環境の中で身につけた心のパターン。

では、この二つが重なると、どんなことが起きやすくなるのでしょうか?

お伝えします。

1.人の気持ちに気づきすぎて、自分の気持ちが分からなくなる

もともと周りの変化に気づきやすい人が、

子どもの頃から親の顔色を読む必要があったとしたら、

どうなると思いますか?

相手の表情。

声のトーン。

ちょっとしたため息。

返事の仕方。

そんな小さな変化にも、

すぐ反応するようになることがあります。

「怒っている?」

「私が何かした?」

「機嫌を直さなきゃ」

と、いつも相手の状態を気にしているうちに、

自分がどう感じているのかは後回しになります。

すると大人になってから、

「何がしたい?」

と聞かれても分からない。

「嫌なら断っていいよ」と言われても断れない。

そんなことが起こりやすくなります。

2.「優しい人」ではなく、「嫌われないように頑張っている人」になっていることも

人に合わせられる。

気が利く。

頼まれたら断らない。

一見すると、とても優しい人です。

でも、その行動の奥に、

「断ったら嫌われる」

「役に立たないと価値がない」

「期待に応えなければ」

という不安があると、

だんだん苦しくなっていきます。

優しさからしていることと、

怖さからしていることでは、

同じ行動でも心の疲れ方が違います。

だからこそ、ときどき自分に聞いてみてください。

「私は本当は、どうしたい?」

と。

生きづらさを軽くするために、まず気づいてほしいこと

生きづらさを軽くしていくために、

最初から大きく変わる必要はありません。

まずは、

「今、私は何を感じている?」

と気づくところからです。

相手が不機嫌なとき、

すぐに「私が悪い」と決めずに、

「私は今、不安なんだな」

と気づいてみる。

頼みごとをされたとき、

すぐに「いいよ」と言う前に、

「本当はどうしたい?」

と一度考えてみる。

何か失敗したときも、

「私はダメだ」

ではなく、

「失敗したこと」と「自分の価値」を分けて考えてみる。

こうした小さな積み重ねが、

長い間身につけてきた心のパターンを少しずつゆるめていくのでは?と思っています。

敏感さは、長所。そのままでいい

HSPの方の中には、

「もっと鈍感になれたら楽なのに」

と思っている方もいる方もいるかもしれませんね。

でも、敏感さそのものをなくす必要はないのですよ。

大切なのは、

「感じたものを全部、自分の責任にしない」ことです。

相手が不機嫌でも、

あなたのせいとは限りません。

誰かががっかりしても、

あなたがすべて背負う必要はありません。

相手の気持ちと、自分の気持ちを少しずつ分けて考えられるようになると、

敏感さは「苦しさ」ではなくなります。

「私はどうしたい?」を取り戻していく

HSPとアダルトチルドレンの両方に心当たりがある方は、

これまで、

「相手はどう思う?」

「どうすれば嫌われない?」

をたくさん考えてきたのではないでしょうか。

これからは、そこにもう一つ、

「私はどうしたい?」

を加えてみてください。

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

自分の気持ちを後回しにしてきた時間が長いほど、

最初は分からなくて当然です。

少しずつ、

「これは嫌だった」

「本当は休みたい」

「今日は断りたい」

「私はこうしてほしかった」

と、自分の声に気づいていく。

そこから、自分の人生を自分で選ぶ感覚が戻ってきます。


まとめ

わたしってHSPなの?

アダルトチルドレンなのかなあ。

その答えを出すことが、一番の目的ではありません。

大切なのは、

なぜ私はこんなに人の顔色を気にするのか。

なぜすぐ自分を責めるのか。

なぜ断ることに罪悪感を持つのか。

その理由を、自分自身が少しずつ分かっていくことです。

理由が分かると、

「私は弱いから」

「性格だから仕方ない」

だけではなく、

「これは昔から身につけてきた反応かもしれない」

と考えられるようになります。

そして、身につけてきた反応なら、

これから少しずつ変えていくこともできます。

もし、

「HSPなのか、アダルトチルドレンなのか、自分でもよく分からない」

「でも、人間関係でいつも疲れてしまう」

そんな思いがあるなら、

一度、自分の心のパターンを一緒に整理してみませんか。

あなたが何を感じ、何を我慢してきたのか。

そこをひとつずつ見ていくことが、

生きづらさをほどいていく最初の一歩になります。