人と比べて苦しくなるときに、
知っておきたいことが3つあります。
実は以前、職場で、
「リエさん、褒めてください」
と、よく言ってくる人がいました。
「これ、やったんです」
と、自分がしたことを話してくるんです。
また別の日には、
「リエさんは料理が上手なんでしょ」(普通です)
「いいですね、食べてくれる家族がいて」
そんなふうに、人をうらやましがる言葉もよく口にしていました。
最初は、
「素直に褒めてほしい人なんだな」
くらいに思っていました。
でも、何度も聞いているうちに、
この人が欲しいのは、“褒め言葉”そのものではなく、
「私はこれで大丈夫」という安心なのかもしれない
と思うようになったんです。
1. 褒められても、安心は長く続かない
誰かに、
「すごいね」
「よく頑張ったね」
と言われたら、もちろんうれしいですよね。
でも、その安心がすぐに消えて、
「次はもっとちゃんとしなきゃ」
「今度も認めてもらえるかな」
と、また不安になることがあります。
外からもらった評価で安心しようとすると、
次の評価が欲しくなることがあります。
だから、
「もっと褒めてほしい」
「もっと認めてほしい」
が終わらなくなるんですよね。
2. うらやましいとき、自分にないものばかり見てしまう
「あの人は料理が上手」
「あの人は家族に恵まれている」
「あの人は仕事もできる」
そんなふうに人を見ていると、
自分にないものばかりが目につきます。
でも、その人にも、
その人なりの悩みや苦労があるかもしれません。
それなのに、
相手の“いいところ”と、
自分の“足りないところ”だけを比べてしまう。
それでは、苦しくなりますよね。
3. 比較の苦しさは、勝てば終わるものではない
「あの人よりできるようになれば安心する」
「もっと評価されたら、自信がつく」
そう思うこともあります。
でも、ひとつ勝っても、
また次の誰かが気になります。
もっとできる人。
もっときれいな人。
もっと恵まれて見える人。
比べる相手は、いくらでも出てきます。
だから、比較の苦しさは、
誰かに勝つことで終わるものではないんです。
本当に欲しいのは「私はこれでいい」という安心
人と比べて苦しくなるとき、
本当に欲しいのは、
相手より上に立つことではないのかもしれません。
「私はこれで大丈夫」
「私は私でいい」
そう思える安心なのだと思います。
誰かに褒めてもらうことも、
人に認めてもらうことも、
もちろんうれしいことです。
でも、それだけに頼っていると、
いつまでも外の評価が気になります。
そんなときは、
「私は何を頑張ってきた?」
「私には何がある?」
「私はどうしたい?」
と、自分のほうにも目を向けてみることが大事ですね。
人と比べて自分の価値を決めるのではなく、
自分で自分を確かめていく。
他者基準という、相手と比べてしまう基準から少しずつ離れていくことにつながると、私は思うのです。
▶ 第3話では、
プライバシーを聞かれてモヤモヤするのは、気にしすぎだからではありません【VOL.3】

