なぜ他者基準から抜けられないのか——無価値感がつくる心のクセ【vol.4】

他者基準のイメージ

ここまで読んで、

「じゃあどうすればいいのか」と
思ったかもしれません。

人と比べてしまうことも、
気にしすぎてしまうことも、

やめようと思って
やめられるものではありません。

むしろ、

やめようとするほど
強くなってしまうこともあります。

なぜなら、

それは「性格」ではなく、
これまでの中で身につけてきた

“心のクセ”だからです。

私たちは、

生きていく中で
さまざまな経験を重ねています。

・ちゃんとしていると褒められた
・役に立つことで安心できた
・失敗すると否定された

そうした体験を通して、

「こうすれば大丈夫」
というパターンを覚えていきます。

そして気づかないうちに、

・ちゃんとできないと価値がない
・役に立たないと意味がない
・認められないと不安になる

そんな前提が
心の中にできていきます。

これが、

無価値感です。

無価値感があると、

そのままの自分では
足りないように感じます。

だから、

・もっとちゃんとしなきゃ
・人よりできていないと不安
・評価されないと落ち着かない

こうして、

外側に基準を求めるようになります。

これが、

他者基準です。

つまり、

他者基準で生きている状態は、

弱いからでも、
意志が弱いからでもありません。

これまでの中で、

そうしないと安心できなかった
“自然な流れ”なのです。

だからこそ、

責める必要はありません。

むしろ必要なのは、

「変えよう」とすることではなく、

気づくことです。

ああ、自分は

安心するために
こうしていたんだな、と。

この視点が持てると、

少しずつ

力の入り方が変わっていきます。

頑張って比べるのではなく、
気づいて選べるようになる。

それが、

他者基準から抜けていく第一歩です。

では、

他者基準を手放していくと、
どうなっていくのでしょうか。


▶ 第5話では、
「人生の甘さを取り戻す」という変化についてお伝えします