40代50代女性の孤独感と無価値感|「一人が寂しい」と感じる理由

無価値感

知り合いに犬を買っていた人がいます。

かわいい小型犬でした。
長く一緒に過ごしてきた、大切な存在だったそうです。
家族ですからね。

老犬になり、最期のとき。
仕事から帰ると、もう息をしていなかった。

「最期にそばにいられなかったことが、心残りなんです」

多くは語らないけれど、
その一言に、ずっと残っている思いがにじんでいました。


最近は、夜の時間を持て余しているそうです。

「一人って、寂しいよ」

ぽつりと、そんな言葉がこぼれました。


ペットとの別れは
本当につらいものです。

世話をすることで
愛を与えていると思っていた。

失ってみると、やってあげていただけではなく、
あの小さな存在からも
自分は癒やされて、愛されていたことに改めて気づく。

そんな時、
もっと一緒にいてあげたかった
何かいい方法はなかったのか

ああしていれば、こうしていればと
頭の中ではもう叶わない理想の情景が
イメージとして繰返されます。

こんな時に感じているのが
無価値感というものです。

行き場のない感情は、
心の中に残り続けます。

悲しみだけでなく、

「もっとできたのではないか」
「足りなかったのではないか」

そんな思いが、自分に向いていきます。

世話をする人、必要とされる人。

その立場がなくなったとき、
ぽっかりと空いた感覚が残る。

その空白の中で、
自分の価値が信じられなくなる。

このように、大切な家族を亡くしたときも
強い喪失感とともに
自分には価値がないと思ってしまうのです。