【VoL.3】自分を責めるのをやめられない理由——無価値感との関係

無価値感のイメージ

自分責めはやめた方がいいのにやめられない

「もう自分を責めるのはやめよう」
そう思ったことはありませんか。

頭では、責めても意味がないとわかっている。
それでも、気づけばまた責めている。

・もっとできたはず
・あの時こうしていればよかった
・自分が悪い

こんなふうに、
無意識に自分に向けて言葉を投げ続けてしまう。

やめたいのに、やめられない。
それが自分責めです。


自分責めの正体

自分責めは、悪いものだと思われがちです。

でも実は、
自分を守るための反応でもあります。

「もっとちゃんとしなきゃ」
「次は失敗しないようにしよう」

そうやって自分を整えようとしている。

だから、自分責めを完全になくそうとすると、
逆に不安が強くなります。


無価値感とのつながり

ではなぜ、ここまで強く自分を責めてしまうのでしょうか。

それは、
無価値感とつながっているからです。

「このままの自分では価値がない」
という前提があると、

価値のないままでいるわけにはいかないので、
自分を責めて修正しようとします。

つまり、自分責めは
「価値を保つための行動」でもあるのです。

だからこそ、
簡単には止められません。


止まれない構造

人はよく、
「動き続けないと不安になる」と言います。

まるでマグロのように、
止まったらダメになる気がする。

マグロは泳ぎ続けないと、
エラに水が流れず、酸素を取り込めません。

そのため、止まると生きていけないのです。

でも、人は違います。

止まっても、何も問題は起きません。

それでも動き続けてしまうのは、
体の問題ではなく、

「止まっている自分には価値がない」
と思っているからです。

自分責めも同じです。

責めるのをやめると不安になる。
だから、やめられない。


だから苦しくなる

この状態になると、
どれだけ頑張っても満たされません。

何かを達成しても、
またすぐに「まだ足りない」と感じる。

少し休もうとしても、
どこかで罪悪感が出てくる。

気づけば、
自分で自分を追い込み続ける状態になります。


どうすればいいのか

ここで必要なのは、
自分責めをやめることではありません。

まずは、気づくことです。

「自分は今、価値を保つために責めている」


ということに気づく。

そうすると、
同じ出来事でも受け取り方が変わります。

自分責めに振り回されるのではなく、
少し距離をとって見られるようになります。


次の記事で扱うこと

ではなぜ、
「このままでは価値がない」という前提が
ここまで強くなったのでしょうか。

次の記事では、
「他者基準」と無価値感の関係を整理していきます。