最近、「ルッキズム」という言葉を耳にすることが増えましたね。
外見だけで人の価値を決めたり、評価したりすることを指します。
もちろん、身体的な特徴で人を差別したり、批判したりしていいはずがありません。
それは大前提です。
ただ一方で、
人はどうしても“視覚から入る情報”で相手を判断してしまう生き物
という現実も、否定できないのではないでしょうか。
人の中身は、外からは見えません。
初対面の相手の価値観や人柄を、最初から正確に知ることはできないのです。
だからこそ、
出会って最初の数秒で受け取る印象が、その後の関係に影響する。
「第一印象は3秒で決まる」と言われるのも、あながち嘘ではないと思います。
たとえば、
初めて会ったときに「肌がきれいな人だな」と感じた記憶。
あるいは、
「あの花柄のワンピースを着ていた人ね」と、
後日、たくさんの人の中から服装や雰囲気で思い出せること。
そして、そのあとで
「そういえば、あんな話をしていたな」と会話の内容を思い出す。
そんな順番、ありませんか?
声のトーン、言葉遣い、服装、立ち居振る舞い。
外側だけで中身を決めつけてはいけないと分かっていても、
そこからその人が大切にしていそうなものや、価値観を“想像”してしまうのが人間です。
話し方ひとつで、
「この人とは気が合いそう」
「ちょっと距離を置きたいかも」
と感じることもありますよね。
上から目線の言い方や、
初対面で人の悪口が出てくると、
理由ははっきりしなくても「苦手だな」と感じてしまう。
顔だけで性格は分かりません。
でも、怒りをため込んでいる人の表情が険しく見えたり、
自信のなさが声の小ささや姿勢に表れたりすることは、確かにあります。
もちろん、それはすべてこちらの“思い込み”です。
でも、思い込まれてしまう可能性があるという事実は変わりません。
だったらどうせなら、
「優しそう」
「幸せそう」
「この人、どんなケアをしているんだろう。聞いてみたいな」
そんなふうに“良い想像”をされるほうが、少し得だと思いませんか。
おしゃれをすることは、
自分を大切に扱っているというサインでもあります。
身なりを整えることは、
相手への思いやりでもあるのだと思います。
自分を雑に扱っている人が、
他人を丁寧に扱うのは、やっぱり難しい。
私たちは、どこかでそれを感じ取っています。
だからといって、
高級ブランドに身を包みましょう、という話ではありません。
(着たい人は、もちろん着ればいいのですが)
「高そう」と思ったジャケットが、
「これ?GUで5,000円よ」と言われたとき、
お手頃なものを素敵に着こなせる人って、本当に魅力的だなと思います。
おしゃれは、
内面を偽るものではなく、
**内面と一緒に輝かせてくれる“自分磨き”**なのだと思います。
どんなに立派な言葉を語っても、
身なりがあまりに雑だと、言葉だけが空回りしてしまうこともある。
「いいこと言う人なんだけど、ちょっと残念なんだよね」
そんな評価は、できれば避けたいですよね。
今度、誰かに
「どんな人?」と私のことを聞かれたとき、
「うん、いい人だよ」
そんな無難な一言で終わるより、
「おしゃれで、明るくて、若々しくて、しかも中身もいい人よ」
そうやって、いくつも褒め言葉が並ぶ存在でいたい。
人は、見た目だけで決まるわけではありません。
でも、見た目が“伝えているもの”は、確かにある。
だからこそ、
自分を大切に扱う選択を、今日も少しだけやってみる。