そうなりたい男性は「いるでしょう」でも・・
結婚してから妻が変えようとするのは、ほぼ無理です。
これは厳しいですが、現実です。
① 変わりたい男性は「一定数」いる?
います。確実にいます。
ただし、全員ではありません。
変わる可能性がある男性には、はっきりした共通点があります。
変われる男性の条件
- 自分を「正しい側」に置いていない
- できないことを恥だと思いすぎていない
- 自分の母親のあり方を疑った経験がある
- 他人(特に女性)を対等な存在として見られる
- 失敗しても学び直せると思えている
つまり、
プライドより現実を見れる人です。
逆に言うと、
「俺は悪くない」「昔からこうだ」「男はこういうもの」
この3点セットを持っている人は、ほぼ変わりません。
② なぜ「結婚後の教育」は間に合わないのか
家事・育児は 毎日・待ったなし。
結婚後に起きるのは、こういう構造です。
- 妻:生活を回さなければならない
- 夫:やらなくても生活は回る
- 結果:やらない方が得になる
人は、
やらなくても困らないことは、学びません。
しかも妻が教える立場になると、
- 指示する=母
- 夫=子ども
- 夫はプライドが傷つく
- 不機嫌・拒否・逆ギレ
この時点で、
もう「夫婦」ではなく
母子構造に入っています。
ここからの修正は、
相当な覚悟と外部介入が必要です。
③ 本当に変われる男性は「結婚前」に兆候がある
ここは、若い人にぜひ知ってほしいところです。
結婚前に見えるサイン
- 一人暮らしで家の中が整然としている
- 「手伝う」ではなく「自分の生活」として家事をしている
- 失敗しても不機嫌にならない
- わからないことを聞ける
- 母親のやり方を絶対視していない
これがない人が、
結婚後に突然変わることは、ほぼありません。
④ なぜ社会全体で間に合っていないのか
問題は、個人ではなく社会の準備不足です。
- 男性に家事・育児を教えない
- できなくても責められない
- でも結婚したら「急にできて当然」
- 妻がフォローする前提
これは、
無責任な丸投げ構造です。
だから若い女性が言う。
「それ、結婚ガチャですよね?」
これは被害妄想ではありません。
⑤ では、どうすればいいのか
① 変われる男性は「結婚前」に育つ
- 家庭教育
- 学校教育
- 社会的ロールモデル
② 妻が教育係になる構造を終わらせる
- 教える役=母
- 教えられる役=子
この関係を作らない
③ 男性自身が「困る」経験をする
- 一人で生活を回す
- 失敗する
- 学び直す
困らない人は、変わりません。
カウンセラーとして、率直な本音
「愛があれば変わる」
「結婚したら成長する」
これは、もう通用しない時代です。
変わる人は、
結婚前から変わる準備をしています。
だから若い人が慎重になるのは、
当然です。
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