なぜネガティブな出来事が大切なのか

ひとつ昔のことを思い出すと、
芋づる式に、いろいろな記憶が浮かんでくることがあります。

そして多くの場合、
思い出されるのは楽しかったことより、
つらかったことや恥ずかしかったことが多いものです。

これは、執着とかではなく、

人の脳は、危険や失敗を覚えるようにできているからです。
それは、生き延びるために必要だったからです。

昔の人は、
毒のある実を食べて苦しんだり、
茂みから獣が飛び出してきたり、
命の危険と隣り合わせで生きてきました。

だから脳は、
「危なかったこと」「失敗したこと」を
忘れないように記憶します。
危険な目にあったことを
後生に伝えていかなければいけません。

特に、子どもの頃は
まだ心も体も未熟で、
逃げる方法や守り方を知りません。

傷ついた出来事や、
否定されたと感じた体験は、
そのまま強く心に残りやすいのです。
そうやって、自分の身を守りながら大人になるのです。

つらい出来事を思い出しているとき、
実は「今」その出来事が起きているわけではなく、
脳の中で映像が再生されているだけ
ということです。

過去の出来事がよみがえると、
体は今も危険にさらされていると勘違いして、
緊張や不安を生み出します。

これがストレスとなります。

こんなしくみを知ったなら、
過去のつらい出来事はもう不要になります。

今はただ、
「こんな前提で、私は出来事を見ていたのかもしれない」

これに気づけたら
新しい未来をに向けることをやっていくといいのです。

ネガティブは実は人生の転換するのに、必要なのです。