自分のことがわからないと感じるとき、心の中で起きていること

自分のことがわからないイメージ

「自分のことがわからない」
そう感じていた時期が、私にもありました。

何がしたいのか分からない。
どう生きたいのかも答えられない。

そんなとき、ある講座で未来のワークをしたことがあります。


10年後の未来を書いてくださいと言われたとき

前半は「過去を振り返るワーク」でした。
いろんな出来事を掘り起こしました。
気づいたことも、よかったことも。

その次は、未来のワークになりました。

「10年後、あなたは何をしていますか?」
「どう生きていたいですか?」

その問いに、イメージが湧きません。

やっと湧いてきたイメージは——

子どもが何歳で社会人になっている
子どもが自立している
子どもが幸せでいる未来

全部、子どものことでした。

私は10年後何をやっているかな?
どんな気持ちで暮らしているかな?

どうしても“自分”が出てこないのです。


そこで初めて気づいたこと

そのとき、はっとしました。大げさですが、

私は、自分の人生を生きてこなかったのでは?

自分の未来を考えているのに、
主語がわが子だったのです。

私はずっと、
自分のことを後回しにして生きてきた?

自分の望みより、
家族の安定。
周囲の安心。
求められる役割。

だから、

「あなたはどうしたい?」

この問いに答えられなかったのです。

まさか、こんな問いがあることさえも
知らなかったのです。


自分のことがわからない人に共通すること

その後、たくさんの方の話を聴く中で、
共通点が見えてきました。

「自分のことがわからない」と悩む人は、

未来を決めていないのではなく、
自分を主語にした未来を描いていない。

・家族のため
・会社のため
・誰かの期待のため
・波風を立てないため

気づかないうちに、
他人の人生を生きています。

大人になってもなお
親の期待に応えるために
生きている方もいらっしゃいます。

だから、
「自分が見えない」のです。


*「他人を優先しすぎてしまう心の反応については、こちらで詳しく解説しています」→ 境界線シリーズまとめ

未来は“正解”ではなく“仮のゴール”でいい

ここで誤解してほしくないのは、

未来は一度決めたら変えてはいけないもの、
ではありません。

むしろ逆です。

未来は、仮でいい。
今の時点のゴールでいい。

そこに近づくと、
「あれ?ここは通過点だった」と気づきます。

ゴールは更新されていきます。

でも、
仮でも決めないと、
心はどこへ進めばいいか分からなくなる。

だから「自分がわからない」状態が続きます。


わからないのは、壊れているからではない

自分がわからないのは、

能力がないからでも
弱いからでもありません。

自分以外を優先して生きてきた証拠です。

それは、がんばってきた人の反応です。

でもこれからは、

「私はどうしたい?」を
主語に戻していくことができます。


私がしたいカウンセリング

私のカウンセリングでは、

過去を整理するだけでなく、
未来の方向も一緒に見つけていきます。

答えを押しつけるのではなく、

あなたの中にある
まだ言葉になっていない望みを
一緒に見つけていく時間です。

自分の人生に戻る作業です。