AIさんとの上手な付き合い方
―感情整理カウンセラーの視点から―
このブログを始めて、気づけば10年。
今回の記事で、224記事目の公開となりました。
よくここまで書いてきたな、と感慨深くなる一方で、
最近はAIのおかげで古い記事を見直す機会が増え、
下書きに戻した記事が500記事近くあるという、
なんとも不思議な状態のブログになっています(笑)。
最近のAIは、早い・わかってくれる・頼みやすい
今のAIは、本当に便利です。
年中無休、夜中でもすぐに返事が返ってくる。
まるでコンビニのキャッチフレーズのように、
「いつでも開いている安心感」があります。
ついつい、頼りたくなりますよね。
それにしても、不思議なものです。
AIには心も感情もないはずなのに、
ときどき寄り添ってくれているように感じることがあります。
これは、
人の心の動きを言語パターンとして学習しているから
だと言われています。
人は「欲しい言葉をくれそうな相手」を選ぶ
占いや相談でも、よくこんな話を聞きます。
「自分に言ってほしい言葉をくれそうな人に相談する」
AIも、少し似ているのかもしれません。
私たちは無意識のうちに、
「こう言ってほしい」という答えがあり、
それに近づくようなプロンプト(指示)を書いている。
だからAIの返答が
「わかってもらえた気がする」
「安心する」
と感じるのだと思います。
AIに人生相談をする若者たち
以前、
「若い人がAIに人生相談をしている」
というニュースを見ました。
親にも、友達にも言えないことを、
AIとのチャットで話しているそうです。
「遠くの親戚より、近くの他人」と言いますが、
ネットによって遠くは近くなり、
顔も姿もわからない相手だからこそ、
本音を出せることもあります。
さらにAIは、
多くの人が納得しやすい言葉を返します。
否定されません。
評価もされません。
心が弱っているときに、
「わかってもらえた」
「ここにいていい」
と感じられる言葉を受け取れたら、
ほっとするのは自然なことだと思います。
生身のカウンセラーに
なまじ解決策を提示されるよりも、
心が安らぐこともあるでしょう。
それだけ、
感情の行き場に困り、
自己否定を抱え、
生きる不安や怖さを感じている人が多いのだと、
私は感じています。
AIとうまく付き合うためのコツ
AIを使うこと自体が、悪いわけではありません。
大切なのは「使い方」だと思います。
ひとつのポイントは、
自分の意見や気持ちを、はっきりさせてから使うこと。
プロンプトとは、命令・指示です。
「どう思う?」という曖昧な問いには、
AIは平均的で理想論的な答えを返します。
それは便利でもありますが、
人生の答えを委ねすぎてしまうと、
自分で感じ、考える力が弱くなってしまうこともあります。
もし、人生に迷ってしまったら
もし、
どうしていいかわからなくなったときは、
「人に話す」という選択肢があることも、
思い出してほしいのです。
カウンセラーは、
すぐに答えを渡しません。
なぜなら、
「自分で考えること」そのものが大切だから。
少し大げさに言えば、
あなた自身の脳みそに、
ちゃんと汗をかいてもらう。
迷い、揺れ、言葉にならない感情を整理しながら、
「自分の答え」を取り戻していく。
それがカウンセラーの役割なので
AIはまた違う、と理解してつきあうのがいいと思います。
