職場、家の中で、気づくといつも「人の話を聞く側」になっていませんか?
自分の気持ちや意見がないわけではないのに、
「私がだまっていれば、その場がうまく収まるかな……」と、自分の思いをあとに回してしまうこともあるかもしれません。
そんな風に「聞き役」ばかりで息苦しくなってしまうとき、実は自分でも気づかないうちに心の中で信じ込んでいる「3つの思い込み」があるのかもしれません。
心が少し楽になるヒントとして、一緒に見ていきましょう。
1. 「私ががまんして話を聞けば、場が荒れない」という思い込み
1つ目は、「大人しく相手の話を聞いていれば問題が起きない」という思い込みです。
小さかった頃、お父さんやお母さんの愚痴を聞いてあげたり、機嫌をとったりして家の中を平和に保ってきた人に多く見られます。
そのときは家族を守るための大切な対応でしたが、大人になった今もそれを続けていると、心がクタクタになってしまいます。
2. 「自分の意見は間違っている」という思い込み
2つ目は、「自分の思ったことや考えは間違っているんだ」と思い込んでしまうことです。
昔、自分の気持ちを言ったときに「それは違うよ」と否定されたり、受け入れてもらえなかったりした経験があると、「もう言わないほうが安全だ」と心にブレーキがかかってしまいます。
そのせいで、「相手の言うことのほうが正しい」と感じやすくなってしまうのです。
3. 不安で頭が真っ白になってしまう思い込み
3つ目は、「変なことを言って嫌われたらどうしよう」という不安から、考えるのをやめて頭がストップしてしまう状態です。
人から意見を聞かれたときに頭が真っ白になってしまうのは、あなたの考えがないからではありません。
「否定されるのが怖い」という気持ちから自分を守るために、脳が一時的に休みモードに入っているだけなのです。
あなたの意見やアイデアを、焦らず取り戻していくために
これらの思い込みは、どれも「これ以上傷つかないように」と、これまであなた自身を守ってくれた大切な知恵でした。だから、自分を責める必要はまったくありません。
少しずつこの思い込みをゆるめていけると、心にゆとりが生まれて、「自分はこう思うな」というアイデアや気持ちを少しずつ思い出せるようになっていきますよ。
まずは「私、自分を守るために一生懸命がんばってきたんだな」と気づいてあげるだけで大丈夫です。
もし一人で解きほぐすのが難しいなと感じたときは、カウンセリングなどの安心できる場所で、あなたのペースでゆっくり話してみるのも一つの方法です。
