幼い頃の記憶が、今の現実をつくっているのかもしれません

理由はわからないけれど、
夫のちょっとした言葉に強くイライラしてしまう。
子どもに対して、
「そんなことで?」と思うほど感情が揺れる。

あとから自己嫌悪になるのに、
その場ではどうしても止められない。

もし、そんな経験があるなら、
それはあなたの性格の問題ではないかもしれません。


私にも、そういう時期がありました。

私には、幼い頃にとても怖かった父がいました。
大人になってからは
「もう終わったこと」
「今さら関係ない」
そう思っていたはずなのに、

夫との関係の中で、
なぜか強い不安や怒りが湧いてくる瞬間が増えていったのです。


あるとき、気づきました。

私は、
夫の言動に、子どもの頃の父の姿を重ねていたのだと。

夫は父ではありません。
でも心は、
「また怖い思いをするかもしれない」
「傷つく前に身構えなければ」
と、昔のまま反応していたのです。


子どもの頃の家庭環境は、
大人になってからの
夫婦関係や子育てに、静かに影響を与え続けます。

  • 子育てがつらい
  • 夫とうまくいかない
  • 感情が突然爆発してしまう

そんなとき、
無意識に「昔の記憶」が呼び起こされていることがあります。

だからこれは、
あなたがダメだから起きていることではありません。


心は、過去の体験から
「こうしておいたほうが安全だ」
という生き方を覚えただけです。

同じパターンを繰り返してしまうのは、
あなたを守ろうとしているから。

大切なのは、
その無意識の反応に
「気づいてあげること」
そして
「今の自分に合う形に、少しずつ整え直すこと」でした。


私自身も、
過去の怖さや悲しみを
無理に消そうとするのではなく、
感じ直し、受け止めていくことで、

夫への感情が軽くなり、
子どもたちへの接し方も
少しずつ柔らかく変わっていきました。

過剰に心配しすぎず、
振り回されすぎず、
「親としてどうありたいか」を
自分で選べるようになったのです。


過去の記憶と向き合うことは、
ただ思い出を掘り返すことではありません。

今の現実を、
今の自分の意思で生きるための一歩
です。

もし今、
子育てや夫婦関係で
言葉にしづらい苦しさを感じているなら、

その背景に、
幼い頃の記憶や感情が
まだ残っているのかもしれません。


私のカウンセリングでは、
こうした幼い頃の体験や感情を、
無理に変えようとせず、
安全なペースで整理していくお手伝いをしています。

ひとりで抱え込まず、
誰かと一緒に言葉にしていくことで、
心の荷物は、少しずつ軽くなっていきます。

もし今、
「自分の反応がつらい」
「このまま繰り返したくない」
そう感じていたら、
お試しカウンセリングという選択肢もあります。

必要だと感じたタイミングで、
そっと使ってください。