「人生には、あらかじめ決められたシナリオがある」
そんな考え方があります。
それは、人として生まれる前に、
この一生でどんな出来事を体験し、
どんな困難を通して成長するのかを、
自分自身で決めてきた、というものです。
でも私たちは、生まれた瞬間に
そのシナリオをすっかり忘れてしまうのだとか。
もし最初から答えを知っていたら、
人は困難を避けてしまうかもしれません。
遠回りや失敗をしながらでないと、
心はなかなか育たないことを、
私たちはどこかで知っているのかもしれませんね。
だから人生には、
思い通りにいかない出来事や、
「どうして私だけ?」と思うような試練が訪れます。
それを
「運が悪い」
「誰かのせい」
と感じることも、もちろん自然なことです。
けれどもし、
今起きている出来事が
“自分が成長するために用意した経験だとしたら”
見え方は少し変わるかもしれません。
この困難を越えた先で、
自分はどんな考え方を身につけるのだろう。
どんな強さややさしさを手にしているのだろう。
そう思えたとき、
苦しみは「意味のない不幸」ではなく、
人生の一部として受け止められるようになります。
不思議なことに、何か困難がやってきても
「ふふ、また来ましたね、人生の課題が」と
少し距離を置いて眺められるようになると、
ふっと解決の糸口が見えたり、
誰かの助けが入ったり、
いつのまにか悩みが薄れていくこともあります。
それもまた、
最初から用意されていた流れなのかもしれません。
私たちは、自分が思っている以上に、
自分に手厳しくありません。
「これくらいなら、きっと乗り越えられる」
そう信じて、人生を始めてきたのだと考えることもできます。
そう、生まれて来る頃は、自分を信じられたのです。
だから
「解決しない悩みはない」
「明けない夜はない」
という言葉が、今も残っているのでしょう。
もし人生のシナリオという考え方を知らなければ、
不満や怒りは外に向きやすくなります。
・もっと恵まれた家に生まれたかった
・どうしてこの人と結婚したんだろう
・職場や上司に運がない
・自分だけ損をしている気がする
そう思う日もありますよね。
でも、
うれしいことも、つらいことも、
この環境を選んだのも、
すべて自分の人生の一部だとしたら。
「私は、自分の人生を生きている」
そう思えるだけで、
自分を少し大切に扱いたくなります。
あなたはいま、
どんな困難や試練の途中にいますか?
そこには、
あなた自身もまだ気づいていない
“心のしくみ”が隠れているかもしれません。
私と一緒に、人生のシナリオを心理の視点で読み解いてみませんか。






