私たちが今、夫婦関係で感じる不満やモヤモヤ。それは、実は自分が子どもの頃に親に対して感じていた気持ちの“再現”なのかもしれません。
どういうことかというと──
子どもの頃に抱いた「もっと話を聞いてほしい」「わかってほしい」という思いが、満たされないまま大人になり、今のパートナーとの関係に投影されているのです。
たとえば、子育てのストレスを夫に聞いてほしくて話しかけたとします。
でも夫が「疲れてるから後にして」と受け止めてくれなかったり、
「それって君の仕事だろ」と突き放されたら──
「なんでわかってくれないの?」
「私だって大変なのに!」
そんな思いが一気にこみ上げてきますよね。
でもその感情は、もしかしたら子どもの頃に親に対して抱いていたものと同じかもしれません。
「もっと話を聞いてほしかった、お母さん」
「私の気持ちに寄り添ってほしかった、お父さん」
その願いが叶わなかった経験が、今の私たちの中にずっと残っていたのです。
子ども時代の自分を癒してみる
大人になった今、あの頃の自分の気持ちに気づいてあげましょう。
「寂しかったね」
「わかってほしかったよね」
そして、今の自分にも目を向けてみてください。
仕事を終えて帰宅し、夕飯の支度や片付けでバタバタしているとき、
子どもや家族に話しかけられて「今はちょっと無理!」と思ってしまうこと、ありませんか?
あの頃の親も、同じように余裕がなかったのかもしれません。
若くして子育てや家事に追われる日々、心の余白が持てなかったのかもしれない。
そう思えると、親のことも、今の夫のことも、少し違った目で見られるようになります。
気づきがもたらす心の変化
「夫は私の気持ちをわかってくれない人」ではなく、
「今は疲れていて一息つきたかっただけかも」と思えるようになります。
次からは、落ち着いたタイミングで「ちょっと手伝ってくれる?」と頼めばいい。
あるいは、「私も頑張ってるよね」「ありがとうって言ってほしかっただけかも」と、自分の本当の気持ちに気づけるかもしれません。
そうやって心に余裕が生まれると、自然と家族との関係も穏やかになっていきます。
ケンカやすれ違いが減り、気持ちのやりとりがスムーズになっていくのです。
あなたが、夫に対して思っている不満や望みは、子どもの頃に自分の親へ感じていた不満や望みと同じなのかもしれません。