第3話|ぐいぐい来る人に押し切られてしまった頃の話|心のガードが開きっぱなしだった

境界線についてのイメージ

以前、話しているだけで圧を感じる人がいました。

声が大きいわけでも、怒鳴るわけでもありません。
でも勢いが強い。
言葉が止まらない。
主張がまっすぐ飛んでくる。

私はその場で、よく押し切られていました。

あとから、どっと疲れていました。


会話を、防御なしで浴びていた

その頃の私は、相手の言葉を真正面から受け取っていました。

・否定しない
・遮らない
・途中で止めない
・全部理解しようとする

今振り返ると、

ノーガードで言葉を浴びていました。

心のガードを使っていませんでした。


心の基地に入り込まれていた感覚

感情整理を学んでから分かったのですが、
当時の感覚はこうでした。

心の中に土足で入られている感じ。
自分のペースが崩される感じ。

私はこれを今、

心の基地が侵入されていた状態

と表現しています。

物理的距離ではなく、心理的距離の問題でした。


違和感は、ちゃんと出ていた

大事なことがあります。

違和感は、当時から出ていました。

休養中なのに、心が休まりませんでした。
連絡が来るたびに気持ちがざわついていました。

今思うと、罪悪感が強く動かされていたのだと思います。

「戻らなければいけない気がする」
「断ったら申し訳ない」

そんな思考が頭から離れませんでした。

一時期は、
「もう戻れない理由があればいいのに」
と思うほど、復帰が怖くなっていました。

これは怠けたいのではなく、
心の安全が脅かされていたサインでした

この違和感が、実はサインでした。

でも私はそれを、

「気のせい」
「私の受け取り方の問題」

にしていました。


真面目さが無防備をつくっていた

あとから見えてきたことがあります。

押し切られやすかったのは、

・我慢強い
・責任感が強い
・真面目
・ちゃんと聞こうとする

この性質があったからでした。

強みだったはずのものが、
無防備さにつながっていました。


消耗しきってから、やっと気づいた

何度か同じ疲れ方をして、
やっと思いました。

「これは守らないといけない」

相手を変える前に、
自分のガードを作る必要がありました。


心のガードは、拒絶ではありませんでした。

  • 会話を終える
  • すぐに答えを言わない
  • 「考えておきます」とその場を離れる
  • すぐ決めない

これだけで、消耗は大きく減りました。


■ 次回は「頼られやすい人」が狙われやすい理由

ぐいぐい来る人が悪い、では終わりません。

実は、

頼られやすい人
責任感が強い人
断りにくい人

がターゲットになりやすい構造があります。

第4話はそこを掘り下げます

▶ 第1話:なぜか会話すると疲れる人がいる理由
第2話:「いい人」でいようとすると自分を後回しにしてしまう理由
第3話:ぐいぐい来る人に押し切られてしまった頃の話(この記事)
第4話:頼られやすい人ほど消耗していた話
第5話:なぜ同じタイプに何度も出会ってしまったのか