「自分が親になったら、親と同じことを繰り返してしまうんじゃないか」
「子どもを愛せなかったらどうしよう」
「親のように、子どもを傷つけてしまったら――」
そう不安に思い、結婚や出産をためらう方は、決して少なくありません。
特に、虐待・ネグレクト・過度な叱責・愛情不足といった環境で育った方にとって、「親になる」というのは簡単に踏み出せるものではないはずです。
ですが、その不安や恐れは、あなたの優しさや深い思慮のあらわれです。
同じことを繰り返したくない――その想いこそ、すでに「愛」のはじまりなのです。
自信がないのは自然なこと
「自分が育ったようにしか子育てできない」――これは一理あります。
人は、経験していないことは肌身に記憶できないからです。
温かい言葉をかけてもらえなかった
泣いても「うるさい」としか言われなかった
抱きしめてもらえなかった
そうした体験を持つ方が、「どう子どもと関わればいいかわからない」と感じるのは、ごく自然な反応です。
インナーチャイルドを知る
「インナーチャイルド」とは、心の中に今も存在する“子どもの頃の自分”のことです。
私たちは、幼少期に経験した傷や寂しさ、怒りや悲しみを、心の奥にしまい込んで大人になります。
・泣きたくても泣けなかった
・甘えたかったけど許されなかった
・愛されたかったのに叶わなかった
そうした感情は消えることなく、今も心の中に在り続けています。
子育ては、インナーチャイルドを癒す旅
子どもを育てるという経験は、自分の中のインナーチャイルドと出会い、向き合っていく旅でもあります。
夜泣きする赤ちゃんを抱きしめたとき
「大好きだよ」「あなたがいて幸せ」と伝えたとき
「失敗しても大丈夫」と声をかけたとき
それは、かつてのあなたが親にかけてほしかった言葉かもしれません。
その言葉や行動は、あなた自身の心も癒していきます。
それは他人からの癒しではなく、自分自身で与える癒しです。
そして、その力はあなたの中にあります。
子育ての中で、自分を育て直す
完璧な親などいません。
イライラしたり、怒ってしまったり、時には手が出てしまうことがあるかもしれません。
でも、その衝動の裏には「傷ついたままのあなた」がいます。
怒りや苦しさの中で目を覚ましたインナーチャイルドが、「ここにいるよ」とあなたに訴えているのです。
だからこそ、インナーチャイルドを癒していくことが、子育てを楽にしてくれる鍵になります。
愛する力は、すでにあなたの中にある
子どもにイライラする
どうしても愛せないと感じる
そんな自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
けれど、子どもがあなたを親として選んでくれたということは、あなたの中に「愛する力」がある証拠です。
子育ては、自分の過去と向き合う過程でもあります。
そこに時間がかかってもいい。
でも、あなたの優しさは、子どもにも、そしてあなた自身にも必ず伝わっていきます。
まだわが子に出会う前から、子育てについて思い悩んでいるあなたが、「ダメな親」になるはずがありません。
子どもを愛する力は、あなたの中にすでにあります。
その力を信じてほしいです。
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