片づけたいのに捨てられない理由|心の中で起きている綱引き

 

「片づけたいのに、どうしても動けない」
「捨てたほうがいいのは分かっているのに進まない」

そんな自分にがっかりしたことはありませんか?

でもそれは、意志が弱いからではありません。
心の中で“綱引き”が起きているだけです。


心の中には、正反対の声がある

私たちの心の中には、同時にこんな声があります。

片づけたい自分

  • すっきり暮らしたい
  • 探し物を減らしたい
  • 気分を軽くしたい

止める自分

  • また使うかも
  • 捨てたら後悔しそう
  • 今は時間がない
  • どうせ続かない

どちらもあなたです。
どちらも“間違い”ではありません。

だから止まります。


捨てられないのは「怠け」ではない

止める側の心には、ちゃんと理由があります。

  • 捨てることへの罪悪感
  • 失敗した経験
  • 怒られた記憶
  • もったいない教育
  • 完璧にやらなきゃ思考

これは防御反応です。

心は「もう傷つきたくない」と言っています。


とにかく捨てろ、が効かない人もいる

片づけ本にはよく書いてあります。

「まずは捨てましょう」
「勢いがつけば加速します」

これは合う人もいます。
でも合わない人もいます。

止まってしまう人は、
心のブレーキを無視している人です。


先に決めるのは「理想の状態」

うまくいく人がやっていることはシンプルです。

先に決めています。

「私はどんな部屋で、どんな気持ちで暮らしたいか」

ここが先です。

片づけは手段であって、目的ではありません。


心のブレーキ役にメリットを教える

止めている心に言ってあげます。

  • 片づくと朝が楽だよ
  • 探し物が減るよ
  • イライラが減るよ
  • 休める空間ができるよ

心は損得で動きます。
安心が見えると動きます。


小さなご褒美はとても効く

「この棚が終わったらコーヒー飲もう」
「今日はここだけでOK」

これで十分です。

心のブレーキ役は、
追い詰めると固まります。
喜ばせると動きます。


人は“誰かのため”だと動けることもある

自分のためだと動けないのに、
誰かのためだと動けることがあります。

来客がある
大切な人が来る
誰かを迎える

これはとても自然な動機です。

それも立派なエネルギーです。


片づけは、心の整理の練習

捨てる・残す・迷う。

この繰り返しは、
感情を選ぶ練習でもあります。

だからリバウンドしてもいい。

止まってもいい。

また整えればいい。

それだけです。


「片づけ上手になりたい」VS「どうせ自分には無理」
葛藤とは心の中の綱引き
相反する思考。
どちらも自分の価値観が正しいと引っ張り合っている状態(停滞)


もしあなたが、

・やらなきゃと思うのに動けない
・自分を責めてしまう
・続かない自分が嫌になる
・気持ちと行動がちぐはぐになる

そんな状態なら、
それは性格ではなく「思考と感情のパターン」です。

感情と思考のクセを整理すると、
無理に頑張らなくても動ける状態が作れます。

ひとりで難しいときは、
感情整理カウンセリングで一緒に整えていくこともできます。

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