【子育ての相談】メールカウンセリングより(相談者さまの許可を得て掲載しています)
受験生のお母さんからの相談です。毎年冬になると増えるご相談。
中3の受験生(男)の母です。2学期になり息子の元気がなくなり学校も休みがちになりました。しんどいと言って、家ではごろごろして勉強も全くしなくなりました。
夏休みで休み癖がついちゃったかと思い、叱ったり励ましたりなだめたり、いろいろやってみたんですが、あまりにも様子がおかしく、時には涙も見せるようになりました。
たまに学校に行った時はいつも通りとても元気に楽しそうに過ごしているそうです。上位だった成績が下がり志望校のランクを一つどころか三つ下げなければいけなくなり、塾もやめてしまいました。
大事な時期にこんな子になるとは私もショックで毎日がつらいです。私のせいだと感じています。子供のやる気を取り戻すために親として何をしたらいいのでしょうか。
「何かしてあげなきゃ」という気持ちが、苦しさになることも
この状況で、
「親だから何かしなければ」
と思うのは、とても自然なことです。
でも実は、
その必死さや不安は、言葉にしなくても子どもに伝わります。
受験を
「人生が決まるもの」
「失敗できないもの」
として受け止めすぎると、
子どもは自分でも理由がわからないまま
動けなくなってしまうことがあります。
親が気づいていない感情を、
子どもが代わりに表現していることがあります
こころのしくみから見ると、
お母さん自身が
「競争が苦手」
「誰かを押しのけてまで上を目指す必要はない」
そんな価値観を心の奥に持っている場合、
その思いが無意識のうちに子どもに伝わることがあります。
あるいは
「もっと頑張らないと、合格はほど遠いよ」だとか
「どんなに頑張っても、あなたには無理」
といった言葉をかけられた経験があると、
その感覚は大人になってからも
心の奥に残っていて、
それが息子さんの
やる気の低下や態度として
表に出てくることもあるのです。
勉強するかどうかは、子どもの課題
はっきりさせておきたいのは、
「やる・やらない」は親の仕事ではないということです。
親が代わりに背負うことはできませんし、
代わりに決めることもできません。
この時期、親にできることは
・見守る
・結果に関係なく味方でいる
・「どんなあなたでも大丈夫」と伝える
それだけで十分です。
子どもは、信じられた時に動き出します
子どもは、
「見捨てられない」
「失敗しても居場所がある」
と感じた時に、少しずつ自分で考え始めます。
受験は、
子どもが「自分の人生を自分で引き受ける」ための
通過点にすぎません。
まだ時間はあります
試験日まで、まだ5か月あります。
今、親が焦って動くよりも、
少し距離をとって見守るほうが、
結果的に子どもの力を信じることにつながります。
子どもの人生は、親の人生ではありません。
でも、親だからこそわが子には期待をします。
「頑張ってるね」「苦しかったね」「不安だったね」「少しゆっくりしようか」
と自分の子どもの頃をイメージして、子どもの頃の自分に声をかけてあげてください。
※苦しかったね、不安だったねのようなネガティブな言葉は、過去形で言ってください。(たまたま不安だっただけで今は乗り越えている、というニュアンスです。)