先日書いた、Bさんにずっと無視されているAさんのことです。

いままで、Bさんから仕事を頼まれると「わかった。やっておくね」と気軽に受けてきたそうです。

それだけではなく、自分の荷物を運ぶ時は「あなたの分があれば一緒に持っていくよ」と
荷物を運んであげたり

スマホの使い方がわからないと言ってくれば、操作を教えてあげたり

至れり尽くせりで「世話」をしてきたのだそうです。

いつの間にか、AさんはBさんに尽くすことで
自分はこの人から必要とされている

自分は愛されていると思ってしまったのかもしれません。

ところが、Bさんがサボり魔である本性がわかってきたAさんは

ある日、Bさんが頼んできた仕事を「今回は出来ない」と断りました。

今まで、自分のお願いごとを嫌な顔をせず
引き受けてくれていたAさんから

まさかの「出来ません」と拒否されたBさん。

Aさんに裏切られたと感じたBさんはとても傷ついたことでしょう。

Aさんは「Bさんは自分の仕事を廻りの人に押しつけてラクしている」と怒っていて、

Bさんと顔を合わせることを仕事中も避けていました。

すると、BさんもAさんを避けるようになって

Aさんが挨拶をしても無視するようになったのです。

Aさんは挨拶さえ返してくれないBさんから無視されるようになって

「できない」と断ってしまった自分を後悔しているようでした。

似たような出来事が、自分と親の間であったり、自分が親になってから子供との間でありませんでしたか?

子育てにおいての親子関係に当てはめてみたらよくわかります。

子供は親は自分のためにやってくれると甘えてきますよね。
極端に言えば、親を召し使いみたいに思ってしまうのです。

ご飯を食べさせてくれたり

絵本を読んでくれたり

着替えさせてくれたり

「これ、できないよ~」と泣いて訴えれば

「ハイハイ」と代わりにやってくれることもあります

でも、これは赤ちゃんだから通用することです。

小学校に行くくらいになれば

「自分のことは自分でやりなさい」と突き放しますよね。

これと同じように、Aさんは自分のキャパ以上にBさんが甘えてきたので拒否したんですよね。

(それくらい、自分でやりなさいよ)
(人(私)を当てにしないでよ)←心の声

って。

後日談として、断わられたBさんは、誰にも頼めなくて、それまで通りその仕事は
自分でやっています。

なんだ、やれるじゃないの。←外野の声

Aさんには、人に尽くしすぎるのは危険だよと言いたいです。
Bさんの甘えを作ったのは、Aさんだからです。

Bさんには、自分の仕事に責任を持とうよ、
それと、今まで散々世話をしてくれた人を無視するとは
よほどバツが悪かったのですか?と聞いてみたいですね。笑

でも、AさんとBさんは今の距離感がちょうどよいのかもしれません。
今までは、近すぎました。お互いに依存し合ってしまいますから。