我慢に気づいたあなたへ。それは「内なる自分」からのSOSかもしれません

子どもの頃からずっと我慢をしてきた人は、
実は、神経が休まる時間をほとんど持たずに生きてきています。

でも、それがあまりにも当たり前だったから、
「自分は我慢している」という自覚すら、持ちにくかったのかもしれません。

それでも、あるときふと
「もしかして、私ってずっと我慢してきたのかも?」
そんな思いが浮かんだとしたら。


それは、
もっと自分を大切にしていいんだよ
という、あなたの内側にいる“こども心”からのSOSだと
受け取ってみてもいいのではないでしょうか。

今もまだ、体は無意識に力が入り、
過緊張の状態が続いているかもしれません。

だからこそ、
「どうして私はこうなったのか」
心のしくみを知りながら、
少しずつ体が緩んでいく感覚を取り戻していけるといいですね。


これまであなたは、
自分の気持ちを後回しにしながら、
我慢したり、空気を読んで場を取り持ってきました。

そのおかげで、
周りの人はあなたの優しさに、ずいぶん守られてきたはずです。

そう。
あなたの優しさは、
人を守れるだけの強さでもあったのです。


体が緩むって、どういうこと?

もし今、体が過緊張の状態にあるとしたら、
それは心がずっと戦闘モードで生きてきた、ということかもしれません。

危険に備えるため、
頑張るため、
傷つかないために、
体は常にスタンバイ状態になり、
戦うためのドーパミンが出続けます。

すると、体は自然と硬くなり、
呼吸は浅くなり、
食事も喉を通りにくくなっていきます。

「食べられない」「すぐ疲れる」「何もしていないのに消耗する」
それは、気合いが足りないからではありません。

体力が落ち、回復する余裕がなくなっているだけなのです。

心と体は、切り離せません。
だから、体を緩ませようとしても、
心がずっと緊張していたら、なかなかうまくはいきません。


まず必要なのは、
「どうして私は、こんなに力を入れて生きてきたんだろう?」
と、心のしくみを知ること。

自分は弱いからだ
性格が情けないからだ
そんなふうに責めなくていいのです。

あなたはあなたなりに、
周りの人を守るために、
場の空気を壊さないために、
自分を後回しにしてきただけ。

その気質は、
人を守れる優しさであり、強さでもありました。

でも、もし今、もう苦しいのだとしたら。
その役割を、少しずつ手放してもいいというサインかもしれません。

ずっと戦わなくていい。
ずっと我慢しなくていい。

心が緩みはじめたとき、
体もまた、ゆっくりと緩んでいきます。

ずっと戦ってきたあなたへ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

もし今、
「これ、私のことかもしれない」
そんな感覚が少しでもあったのなら、
それはあなたの心が、ちゃんと自分の声を聞こうとしている証です。

あなたは決して弱かったわけではありません。
敏感だったからこそ、
空気を感じ取り、
人の気持ちを察し、
場を守る役割を自然と引き受けてきただけ。

その優しさで、
救われてきた人は、きっと一人や二人ではなかったはずです。

でも、
ずっと自分を後回しにしてきた心と体は、
もう限界だよ、とサインを出しているのかもしれません。

我慢をやめる必要はありません。
無理に変わる必要もありません。

ただ、
「どうして私は、こう生きてきたんだろう?」
その心のしくみを、一緒に整理してみるだけでいいのです。

誰かに話すことで、
自分でも気づかなかった緊張が、
ふっと緩むことがあります。

もし今、
一人で抱えるのが少し苦しくなっていたら。

あなたのペースで、
あなたの言葉で、
お話ししに来てください。

戦い続けてきた心が、
安心して休める場所は、ちゃんとあります。

▼関連記事:人の感情に敏感すぎて疲れてしまうあなたへ― HSP気質の人に多い心の反応とは

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「こんなことで相談していいのかな」
「まだ、うまく言葉にできない」

そんな状態でも、大丈夫です。

このお試しカウンセリングは、
無理に答えを出したり、前向きになろうとする時間ではありません。

これまでずっと我慢を重ね、
気づかないうちに心も体も緊張したまま生きてきた方が、
少し肩の力を抜いて、今の状態を整理するための時間です。

話す内容がまとまっていなくても構いません。
「なんとなく苦しい」
「疲れが抜けない」
「自分の気持ちがわからない」
そんな言葉からで大丈夫です。

お話を伺いながら、
・なぜ、ずっと戦闘モードで頑張ってきたのか
・どんな心のしくみが、今の生きづらさにつながっているのか
を、あなたのペースで一緒に整理していきます。

無理に変わる必要はありません。
我慢をやめる決意も、いりません。

ただ、
「もう一人で抱えなくていい」
そう感じてもらえる時間になればと思っています。

まずは、今のあなたの状態を知るための一歩として、

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