【第1話】自分を責めてしまうあなたへ|それは性格ではなく心のクセです

深層心理のイメージ

気づくと自分を責めていること、ありませんか?

気づくと、あ、また自分を責めている…。
そんなふうに感じたことはありませんか?

最近、入る服がなくて
「痩せなきゃ」と食事に気をつけるけど、
3日も続かない。

子どもが悪いわけじゃないのに、
ついイライラをぶつけてしまって、あとから自己嫌悪になる。

職場でも、
ちょっとした勘違いで周りに迷惑をかけてしまった。

誰かに強く怒られたわけでもないのに、

「どうして私はこうなんだろう」
「もっとちゃんとできる人だったらよかったのに」

と、心の中で何度も繰り返してしまう。

もし思い当たるなら、
まず知ってほしいことがあります。


自分責めは「性格」ではなく、心のクセです

自分を責めてしまうのは、
努力不足でも、弱さでもありません。

心理の視点で見るとこれは、

**長い時間をかけて身についた“心の反応パターン”**です。

今起きている出来事だけが原因ではありません。

もっと前から心の中にあった感情の種が、
似た場面で反応していることがあります。


子どもの頃の体験が心の土台になる

子どもは、周囲に受け入れられる方法を、
無意識のうちに学びます。

  • 怒られないようにする
  • 迷惑をかけないようにする
  • ちゃんとする
  • 期待に応える

それは生きるための知恵です。

でもその時につくられた思考パターンが、
大人になってもそのまま働き続けることがあります。


私の中に残っていた子供の頃の恥ずかしさの体験

ここで、私自身の体験を少し書きます。

幼稚園のころ、ハーモニカの時間がありました。
難しい曲で、みんな上手には吹けていませんでした。

先生は言いました。

「吹けなくても、上手なふりで口を動かしていれば大丈夫」

私はその通りにしました。

すると先生に、
「上手だったから、お手本に」と言われて
前に出ることになりました。

でも実際に吹くと、やっぱり吹けない。

先生は優しく
「緊張したのかな?」と言ってくれました。

でも私は――
ものすごく恥ずかしかった。

吹けないのに、どうしよう。
前に出て吹くなんて、嫌だな。
緊張で胸がドキドキしたことを
今でも覚えています。


子どもの心が受け取ったメッセージ

子どもは出来事と自分を分けられない

大人の視点では小さな出来事でも、
子どもの心はこう受け取ることがあります。

  • できない自分は出てはいけない
  • 目立つと危険
  • 上手なふりは苦しい
  • 私はちゃんとできない人

子どもはまだ、

出来事と自分を分けて考える力がありません。

だから、

うまくできなかった
= 自分がダメ

になりやすいのです。


「恥の体験」が自己肯定感に与える影響

心理の世界では、

「恥の体験」は
自己肯定感に強く影響すると言われます。

人前でできなかったこと。
笑われたこと。
比べられたこと。

出来事よりも、

“どう見られたと感じたか”

が強く残ります。


大人になっても続く思考パターン

こんな形で現れます

こうした体験は成長すると、

  • 失敗が怖い
  • 評価が気になる
  • 完璧にやろうとする
  • できない自分を責める

という形で現れます。

私は長い間、

「なんでこんなに気にするんだろう」

と思っていました。

でも後からわかりました。

これは性格ではなく、
心が覚えていた反応だったのです。


自分責めから抜け出す第一歩

もしあなたが今、
気づくと自分を責めてしまうなら、

まずはこう問いかけてみてください。

*私は今、何を怖がっているんだろう?*と。

責めるより、心を観察です。

評価より、本当の気持ちを理解する、です。

ここから変化は始まります。


自分責めがクセになっているあなたへ伝えたいこと

自分責めをしてしまう人は、
本当はとても真面目です。

ちゃんとしたい人です。
大切にしたい人です。

その力の向きを、
少し自分にも向けていくだけです。


次回の記事

次回は、

「自己肯定感が低い人に共通する思考パターン」

を扱います。

白黒思考、完璧主義、他人軸など、
無意識のクセを一緒に見ていきます。


▼自分責め感情シリーズ読み物*【第2話】自己肯定感が低い人に共通する思考パターン