気づくと自分を責めていること、ありませんか?
気づくと、あ、また自分を責めている…。
そんなふうに感じたことはありませんか?
最近、入る服がなくて
「痩せなきゃ」と食事に気をつけるけど、
3日も続かない。
子どもが悪いわけじゃないのに、
ついイライラをぶつけてしまって、あとから自己嫌悪になる。
職場でも、
ちょっとした勘違いで周りに迷惑をかけてしまった。
誰かに強く怒られたわけでもないのに、
「どうして私はこうなんだろう」
「もっとちゃんとできる人だったらよかったのに」
と、心の中で何度も繰り返してしまう。
もし思い当たるなら、
まず知ってほしいことがあります。
自分責めは「性格」ではなく、心のクセです
自分を責めてしまうのは、
努力不足でも、弱さでもありません。
心理の視点で見るとこれは、
**長い時間をかけて身についた“心の反応パターン”**です。
今起きている出来事だけが原因ではありません。
もっと前から心の中にあった感情の種が、
似た場面で反応していることがあります。
子どもの頃の体験が心の土台になる
子どもは、周囲に受け入れられる方法を、
無意識のうちに学びます。
- 怒られないようにする
- 迷惑をかけないようにする
- ちゃんとする
- 期待に応える
それは生きるための知恵です。
でもその時につくられた思考パターンが、
大人になってもそのまま働き続けることがあります。
私の中に残っていた子供の頃の恥ずかしさの体験
ここで、私自身の体験を少し書きます。
幼稚園のころ、ハーモニカの時間がありました。
難しい曲で、みんな上手には吹けていませんでした。
先生は言いました。
「吹けなくても、上手なふりで口を動かしていれば大丈夫」
私はその通りにしました。
すると先生に、
「上手だったから、お手本に」と言われて
前に出ることになりました。
でも実際に吹くと、やっぱり吹けない。
先生は優しく
「緊張したのかな?」と言ってくれました。
でも私は――
ものすごく恥ずかしかった。
吹けないのに、どうしよう。
前に出て吹くなんて、嫌だな。
緊張で胸がドキドキしたことを
今でも覚えています。
子どもの心が受け取ったメッセージ
子どもは出来事と自分を分けられない
大人の視点では小さな出来事でも、
子どもの心はこう受け取ることがあります。
- できない自分は出てはいけない
- 目立つと危険
- 上手なふりは苦しい
- 私はちゃんとできない人
子どもはまだ、
出来事と自分を分けて考える力がありません。
だから、
うまくできなかった
= 自分がダメ
になりやすいのです。
「恥の体験」が自己肯定感に与える影響
心理の世界では、
「恥の体験」は
自己肯定感に強く影響すると言われます。
人前でできなかったこと。
笑われたこと。
比べられたこと。
出来事よりも、
“どう見られたと感じたか”
が強く残ります。
大人になっても続く思考パターン
こんな形で現れます
こうした体験は成長すると、
- 失敗が怖い
- 評価が気になる
- 完璧にやろうとする
- できない自分を責める
という形で現れます。
私は長い間、
「なんでこんなに気にするんだろう」
と思っていました。
でも後からわかりました。
これは性格ではなく、
心が覚えていた反応だったのです。
自分責めから抜け出す第一歩
もしあなたが今、
気づくと自分を責めてしまうなら、
まずはこう問いかけてみてください。
*私は今、何を怖がっているんだろう?*と。
責めるより、心を観察です。
評価より、本当の気持ちを理解する、です。
ここから変化は始まります。
自分責めがクセになっているあなたへ伝えたいこと
自分責めをしてしまう人は、
本当はとても真面目です。
ちゃんとしたい人です。
大切にしたい人です。
その力の向きを、
少し自分にも向けていくだけです。
次回の記事
次回は、
「自己肯定感が低い人に共通する思考パターン」
を扱います。
白黒思考、完璧主義、他人軸など、
無意識のクセを一緒に見ていきます。






