前回の記事では、
自分を責めてしまう背景には、
子どもの頃の体験が影響していることがある、というお話をしました。
「そうか、私もあったかもしれない」
そう感じながらも、
こんなに長い間
自分を責めてきたのか・・
落ち込んでしまうかもしれません。
それは、あなたのせいではないのです。
幼い頃に恥ずかしい、できない自分を隠したかったけど、まわりにわかってしまった。
傷ついた「子どもの心」が大人になった今も、心の底に残っているのです。
それば、慣れ親しんできた考え方で
「私って、こういう人なんだ」と自分のことを
無意識に決めていることでもあります。
それが、これ以上傷つかないように、自分を守る思考でもあったからです。
今回は、自分責めがクセになっている、
自己肯定感が低い人に共通して見られる思考パターンを
整理してみますね。
「あーこれ、私かも」と気づくだけでOK。
どうか、もう自分を責めずに読んでくださいね。
① 白黒思考になりやすい
少しでも失敗すると、
「全部ダメだった」と感じてしまう。
うまくできた部分よりも、
できなかったところに意識が向きやすくなります。
たとえば、
少し言葉につまっただけで
「私はコミュニケーションが苦手な人間だ」と決めつけてしまう。
0か100かで考えるクセは、
心にとても大きな負担をかけてしまいます。
② 完璧でいなければならないと思う
失敗を強く恐れるあまり、
自分に高い基準を課してしまうことがあります。
「ちゃんとできないならやらない方がいい」
「迷惑をかけるくらいなら我慢しよう」
そんな思考が、
知らないうちに自分を追い込んでしまうのです。
③ 他人の目を基準にしてしまう
自分の気持ちよりも、
「どう思われるか」が気になってしまう。
断りたいのに断れない
意見があっても飲み込んでしまう
これは、相手を大切にできる優しさでもありますが、
自分の心が後回しになってしまうことがあります。
④ 悪い未来を先回りしてしまう
まだ起きていないことに対して、
「きっと失敗する」
「嫌われるかもしれない」
そんなふうに先回りして考えてしまうクセです。
心が傷つかないように守ろうとする反応ですが、
挑戦する前から自分を止めてしまうことにもつながります。
そして、きわめつけに自分では気づけないことがもう一つあります。
それは、これです。↓
⑤ 自分への評価がとても厳しい
自己肯定感が低い人ほど、
他人にはやさしくできるのに、
自分にはとても厳しくなってしまうことがあります。
周囲から褒められても、
「たまたまうまくいっただけ」
「本当はそんなにできていない」
と、素直に受け取ることができません。
反対に、小さな失敗は強く記憶に残り、
「やっぱり私はダメだ」と感じてしまう。
こうした思考は、
知らず知らずのうちに自分の価値を低く見積もるクセにつながっているのです。
(つづく)
次回は、
自己肯定感と自分責めがどのように結びついているのか、
心のしくみという視点から、もう少し深く見ていきます。
なぜ心は、同じ思考を繰り返してしまうのか。
そこには、あなたを守ろうとする大切な理由があるのかもしれません。
