昇格なのに「左遷」? 望まない人事異動にモヤモヤするあなたへ

昇格・昇給なのに、素直に喜べない…
そんな経験ありませんか?
本音と向き合ヒントを、ある女性のエピソードから考えてみます。


昔の職場で一緒に働いていた知人(女性)から、こんな相談を受けました。

「昇格の内示が出たのに、全然嬉しくない。これは左遷だと思う」

どうやら、新入社員とのトラブルをきっかけに今の職場で孤立し、その結果“表向きは昇格”という形で異動になったと感じているようです。

「支店長」に昇格。でも、嬉しくない

知人はパート勤務ながら、次の異動先では「支店長」という役職が与えられました。
しかしその支店は、頼りにならないと思っている社員やパートばかり(らしい)。
「これでどうやって支店を回せと?」と怒り、不安と不信感が募っている様子でした。

「支店長なんて名ばかりで、結局は体のいい左遷じゃないか」と。


「会社はちゃんとしてよ!」…その思考は、実は自分にも跳ね返ってくる

彼女は「私が(支店長として)ちゃんとやるからには、会社もきちんとしてほしい」と言います。
ごもっともに聞こえるこの主張、でも少しだけ“子どもっぽい思考”が見え隠れしていルト感じました。

たとえば、子どもが「いい家庭環境じゃないと私は立派に育たないよ!」と言ったとしたら?
それは、親に完璧を求めている証拠。

そして大人になっても、「周りが整っていないと私は力を発揮できない」と思ってしまうのです。


不安があるからこそ、言い訳を探してしまう

知人は、本当は新しい職場が怖いのです。
環境が整っていないことを理由に、行きたくない気持ちを正当化しようとしているようにも見えました。

でも、そこを「自分が支店長として任された。見込まれた」と捉えることで、働く姿勢や周囲との関係も変わるのではないでしょうか。

「頼りない」と思う人たちは、実は自分の鏡かもしれない

「社員二人が頼りない」
「三人とも未熟」
彼女はそう言いました。でもその中に「自分も含まれている」と感じていたのも事実。
他人を未熟と感じるとき、それは自分がその視点でしか人を見られないという証かもしれません。


最後に私が彼女にかけた言葉

昇格なのに喜べない彼女に、私が伝えたアドバイスはとてもシンプル。

  • 「左遷されたと思って行くのと、見込まれたと思って行くのとでは、全然違うよ」
  • 「嫌になったら辞めればいいじゃん」

未知の世界は未経験。きっとたくさんの不安と葛藤があります。
それでも、自分でモヤモヤを整理し、答えを出せる人だと私は信じています。