子育てや仕事・人間関係、不定愁訴、うつなどのに悩んでいる方。
今よりもっとご機嫌に過ごしたいと思っている方にも読んで欲しい本です。
食べ物を変えると、今よりとてもハッピーになりますよ、と書かれているのです。
現代人は栄養不足
私たちの体は食べたものでできている、って言いますよね。
ところが現代人は「栄養不足」なので疲れやすかったり、イライラしたり、アレルギーだったりが多いんです。
だるいとかやる気がないとか、人とうまくいかないというのは心の問題ではあるかもしれないけど、食べたもので気持ちも変わるんですよね。
単なる栄養不足ではなくて、細胞レベルで栄養が足りていないんです。細胞に栄養が足りていないので、細胞に炎症がおきてさまざまな病気や心の病を引き起こしている。だから栄養を摂る食事をしましょう。それがオーソモレキュラー食事療法です、と書かれている本です。
本といってもマンガなので、わかりやすいです。
オーソモレキュラー食のポイント
●健康をとり戻すためには、充分なカロリーをとること
●最重要の栄養素はたんぱく質、特に肉。毎日違う種類の肉をローテションして食べる
●脂質には種類がある。よい油でカロリーを摂取しよう
●ビタミンとミネラルも大事。特にビタミンB群、鉄、亜鉛
●糖質は意識して減らしてコントロール
著者の溝口医師は奥様が原因不明のめまいで悩まされていたところ、オーソモレキュラーを知り、食事を変えたことで改善されたのだそうです。すると、ご自身も子供の頃からの花粉症が改善されたことでオーソモレキュラーを勉強され、患者さんに勧められてきました。
この本を読むと、今の人は栄養不足だとか、肉をたくさん食べましょうとか、よい油を摂りましょうとか、衝撃を受ける方がいるかもしれません。
例えば、糖質過多の食事を摂ると血糖値が急激に上がり、インスリンが分泌されて血糖を下げようとするんですね。これを血糖値スパイクと言うのですが、食後に眠くなるのはこのせいなんですね。
で、血糖値の急激な上昇と急降下が続くと、ホルモンのバランスが崩れ、うつ的な症状を悪化させてしまうのです。
現代人の普通の食事は、普通に糖質過多なので、知らないうちに血糖値が上がったり下がったりしているので、心のバランスも崩れていっているわけです。
薬で治すのではなく、食事で栄養を摂る。サプリメントで栄養をピンポイントで補給する
私も、オーソモレキュラー食事を「なんちゃって」ながら取り入れいます。まず、血液検査をしてもらったのですが、普通の観点では異常なしの数値でした。でも、オーソモレキュラーの観点でみてもらうと、鉄分が不足していたり、たんぱく質が不足していたりだったんですよね。
それで、意識的に卵やお肉、質のよい油を食べるようにしました。ちょうど、更年期で疲れやすくて経済的なことで将来のことが不安で、毎日憂鬱だったのですが、
今はさして、心がどんよりするほどの悩みもなくなって、体も健康になりました。
ご自身がやる気が出ないとか、疲れやすい。お子さんの行動で気になる所があるなど、心と体に悩みがある方、この本を参考に食事を変えてみてください。
古くから「あなたは食べた物そのものである」ということわざもがあります。
ご自身や家族の悩みが改善に向かうかもしれません、ぜひトライしてみてください。
子育て・仕事、人間関係がつらい時は「食事を変えてみる」と明りが見えてくるのだと思います。
まんがでわかる、子育て・仕事・人間関係
ツライときは”食事”を変えよう
はじめてのオーソモレキュラー栄養療法
新宿溝口クリニック
溝口徹
まんが
あらいぴよろ