情報過多の世の中に振り回されている
私は赤ちゃんとネコは一緒に暮しちゃいけないと思っていました。
でも、ネットのおかげでいろんな情報がたくさんあって
ネコと赤ちゃんが仲よくネンネしていたり、
病気のことやフードのことで「ダメ」と思っていたことが案外オッケーだったり。
へーこんなことも研究されてきたのか、わかってきたのか。と思うことがよくあります。
(情報にはホラやデマ、大嘘もあるけどキラリとした真実もあります。
情報は受け取った人が瞬時に、嘘か本当か、聞きたいか聞きたくないか決めているのです!余談)
で。
あるとき、ある女性起業家さんが猫飼いたかったから、飼ってます。
カワイイですって言ってあって、
猫を飼っていることを堂々と言えるって
なんて素敵な人なんだろうと思っていたんですね。
私が昔捨て猫拾って育てていた時は、周りに意外な顔されてましたし
猫=汚いって思われていたんですよね。
って、これは自分の思考でもあるんですけど、世の猫ちゃんに悪いことしたなと思っています。
『日本におけるペットの歴史』によると
家畜という意味では、縄文時代から犬は飼われていたそうですが、
ペットとしては猫が貴族社会ではじめて飼われていのではないかと
言われているそうです。
有名な藤原定家や藤原頼長の日記には飼っていた
愛猫のことが書かれていたのだそうですよ。
もっと興味深かったのは、
犬がペットとして飼われるのは猫よりもずっと後のことで
犬将軍と言われた徳川綱吉の時代の生類憐れみの令以外では
犬は手厚い扱いを受けることなどは皆無だったのだとか。どの犬も野良同然の生活を送っていたのです。
江戸時代の後期であっても、将軍や大名の間で西洋種の大型犬が権威の象徴として流行したことをうけ、
あくまでもステータスシンボルとして飼われ始めたにすぎないようです。
猫ってずっと昔から、人間と共に過ごしてきだんだな、と思います。
それで、
私もまた猫飼いたくなって、
おそるおそる夫にネコ飼いたいんだけど・・と言ったのです。
まあ、その時の夫の嫌そうな、心底嫌そうな顔と言ったら・・・。
あの顔を忘れまいと半ば恨みながら半ば夫を渋々納得させて、
わが家に猫がやってきました。
![]()
あなたは猫派?自分は誰かを教えてくれる、ネコ
あれから数か月。あの嫌そうな顔は一体なんだったの???というくらい、
ネコにちょっかい出して嫌われて、ネコからちょっかい出されて喜んでいる夫の変貌に、
子供達とあきれつつ喜びつつの毎日を送っています。
ところで「目の前のモノは自分の意図が創り出している」
という思考が現実化することご存じですよね。
目の前の家族も、嫌な上司も、いじわるな姑も。勿論ペットも自分の思考です。
猫のツンデレしたところが好きなら、
あなたも人間関係でもう少し嫌なことは嫌と言ってもいいのでは?
猫なんてずるがしこくて人間の食べ物をすぐ盗む、泥棒猫!なんて嫌っていたら
あなたはいつも何かを奪われると怖れていたり、我慢していることがあるのでは?
と、膝の上でスヤスヤ眠る愛猫に、
自分では気づかない私の本心を教えて欲しくて
今ここに存在させているって思っています。
相手に対するメリットは、自分もそうありたいと願っているからメリットなのです。
メリットを手に入れる努力をすれば、相手のメリットはあなたの未来になります。
猫って、自由で、よく寝るし、ツンデレだし、好き嫌いが多いし、
都合のいい時甘えるし、キレイ好きでこだわりがあるし、
賢いし、本当にいいところがイッパイですよね。
それは、私たち人間が元々もっている欲望と同じじゃないか?と考えるようになりました。
猫って自由できままでしょう?
だけどそれができなくて、毎日忙しく周りに振り回されて
暮らしている人間っていっぱいいますよね。
そしてそんな飼い主さん(特に疲れたオジサンは)は
昼寝中の猫によくぼやくのです。「オマエは気楽でいいよなー」って(笑)
あなたの隣にいる猫、
もしくはペットちゃんがあなたに
今足りないものを教えてくれているとしたら、何でしょうね?
自由で気ままでも、ツンデレでも、寝てばかりでも、
「だから大好き」「そこが良いんだ」って言われる猫たちって
ほんとうに猫らしく生きているんだなあと思います。
猫をみていると、もっと思いのまま生きてみたら?
って言っているように私は感じるんです。

飼い主として猫が喜ぶことしたい、って思った時ご飯作りでした
猫が忘れていたことを思い出させてくれて、教えてくれて。
わが家にやって来てくれた恩義にフードのことを調べていくうち、
「猫のごはん」は手作りでもいいんじゃないか?と思うようになりました。
ずっと昔勉強したマクロビオティック(あなたの身体はあなたの食べたものからできている)の考え方と似てたからなんです。
それで試行錯誤しながら、カリカリや缶詰を併用しながらですけど、
ネコが食べ終わってやってくれる毛づくろいを期待しながら手づくり料理に勤しんでいます。
ネコが一日でも長く生きていく方法や病気が治るご飯なんて、正直よくわかりません。
ただ日々ネコと戯れながら、
『コレでいいのだー的』に元気で喜んで食べてくれたらハナマルとしている飼い主なのです。
ネコごときに、食後の満足そうな毛づくろいの姿をみて、
密かに心でガッツポーズをしている単純な飼い主なのです。
猫育ては子育てに似ているところもあり、
もう一度やんちゃな子供を育てているような気分にもなりますが、やっぱり猫は猫。違います。
でも、家族の一員であることには変りなく、
猫と仲よく暮らす秘訣を模索しながら猫と暮らしています。