猫くらし

オス猫去勢手術なぜ必要?発情のピークと手術はいつごろが適切か

猫飼い初心者さん、猫の去勢(雄)の計画を立ててありますか?

動物たちは春からが発情のピーク。ところが猫は室内飼いだと1年中発情します。兄弟猫、親子猫同士は交尾しないと思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、兄弟でも親子でも関係なく交尾します。

猫の去勢についてまとめました。


 

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去勢って何?

去勢とはオス猫の不妊手術のことです。腹部は切開せずに、両方の精巣摘出を行うことで望まない出産を回避するのが去勢手術です。雌猫だと避妊手術と呼びます。

 

去勢手術の場合、切開部分も小さいので手術の時間は短時間で終わり日帰りとなります。

 

発情のしくみ。春から夏にかけてが発情のピーク

猫の妊娠は約2か月です。冬に生まれた子は育ちにくいため冬に生まれる子は少ないです。

ところが飼い猫の場合、年中温かい室内にいるので、最近では冬でも発情するようになってきました。

猫の場合先に発情するのは雌猫。雌猫のフェロモンに誘われてオス猫が発情し雌猫のところへやってきます。

雄ねこが複数いる場合は、雌猫を取り合って喧嘩をします。

猫は交尾排卵と言って、交尾した後に排卵が起こるので確実に妊娠するのです。

だから猫は一度交尾したら妊娠する可能性大なのです。しかも交尾するまで相手を求めてます。

もしくは妊娠するまで交尾を繰り返して1度の妊娠で4~8匹を生みます

春から夏にかけてが発情の時期で、年間2~3回は発情することになります。

独特の鳴き声、マーキング、そわそわした態度をする猫に人間もストレスを感じますよね。

雄ねこは発情した雌がいれば一年中交尾することができます。

去勢すると猫の寿命はどうなる?

去勢したほうが寿命は長くなります。

去勢しない場合、交尾できないストレスなどで寿命が短くなってしまうからなんです。

避妊手術をした雌猫の場合、乳腺や子宮の病気を防ぐと言われています。

雄ねこも、去勢すれば性格が変り脱走しなくなるため病気感染のリスクから免れることができます。

猫の去勢手術に適切な時期は?

手術の時期は遅すぎても早すぎてもだめなようです。

雄ねこの去勢手術だと生後半年くらいからできます。

雄の場合月齢が小さいと尿管が細いままなので泌尿器系のリスクが上がります。

かと言って、マーキングを一度やってしまうと、手術をしても本能で思い出して、マーキングのクセが抜けない猫もいるようです。

6か月から1歳までにやるのがベストです。

去勢はかわいそうと思っていませんか

猫って成長が早くて子猫の時代ってあっという間に過ぎてしまいますよね。

子猫でわが家にやって来た時、あまりにもカワイイものだから、つい「この子の赤ちゃん可愛いだろうな~見たいな」と思ったこともあります。多くの人が手術させたほうがいいのか?と悩む人も多いともいます。

そういえば「生き物にサンキュー」というTV番組で取り上げられていた虎徹という猫ちゃんの飼い主である煉(れん)さんも、虎徹君に去勢手術させるか相当悩んでありました。

「カワイイ猫のお腹にメスを入れるなんて・・」

「子供を産めなくするなって」

人間のエゴなのでは??と悩んでしまいますよね。

飼い主は「人間のエゴだ」と言われたり自分自身で感じてしまい不妊手術に二の足を踏む人も多いんです。

手術ということで猫の体にメスを入れることで「わるいこと」をしているように感じるんですね。

【生き物にサンキュー!!】より
発情期に入った虎徹の独特の鳴き声は4分20秒から/去勢手術についてメンバーに相談する煉さんは5分17秒から

 

※動画削除いたしましたm(__)m

 

 

去勢手術は飼い主として必要です

猫は本能のまま生きているので発情も猫にとっては自然なのです。

人間の様に抑制するとか我慢するとか理性はなくて、動物としての本能を見せているのです。

番組の中で煉さんのバンド仲間のお一人が言ってありました。

「発情しているのに交尾できないほうが、猫として苦しいよ?」と。

猫はメス猫が先に発情するのですが、交尾したくても相手がいないと外へ飛び出して異性を探したり、部屋の中でもフェロモンを放ちながらメスねこはそわそわします。

これが長ければ1か月以上は続くんですよね。発情期独特の鳴き声はとても響きます。この状況に飼い主と家族や隣近所の人が年3,4回の発情期を耐えられるのでしょうか。

気をつけてあげたい去勢後の食事

手術後は異性に興味がなくなり食べることだけが楽しみになります。

運動量が減るので太りやすくなるので、飼い主は運動をさせて体を動かしたり、食事を低カロリーのものに変える必要があります。

 

フードは去勢・避妊手術後用のものがありますから、取り入れてあげましょう。
 

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猫の発情期のまとめ

●メス猫から発情する。

●外へ出たがる(脱走に注意)

●何かを探し求めるような独特の鳴き声

●イライラして凶暴になる

●スプレー行為で、トイレではないところにマーキングのおしっこをする(臭い)

●外に出ると、メスを取り合ってケンカをして病原菌をもらってくる

去勢手術のメリットとデメリット

●子孫が残せない

●ホルモンのバランスが崩れて太りやすくなる。また、異性に関心がなくなるため食べるコトにしか興味がなくなるので

●運動不足になって太るとも言われています

●スプレー行為がなくなる

●性格がおとなしくなる(先述の煉さんも、やんちゃな所がなくなるのは寂しいと言ってありました)

●生殖器の感染症にかかるリスクが減る。手術をしていないメス猫は子宮や卵巣の病気が多いと言われている

去勢手術の時期は?費用は?

子猫だと体力がないので生後6か月。体重が2kg越えたら適切です。

最初の発情を迎える前にすると、スプレー行為などをしないままに成長するので、6か月~1歳くらいがベスト

1歳以上だと発情を経験しているのでスプレー行為をしてしまうこともある。

メスの手術は麻酔をかけて腹部を切開して卵巣と子宮を摘出します。

オスの場合は腹部を切開せずに精巣だけ取り出します。

なので、病院にもよりますがメスは1泊入院。オスは日帰り手術。

メスの費用は2万5千円~3万円、オスは2万円ほどです

まとめ

猫の発情は本能でおきているだけです。だからこそ、飼い主が不妊手術をしたからといって、猫と飼い主の信頼関係が壊れるものではないですよね。

むしろ、感染症や妊娠の心配を飼い主が心配することなく「いつまでも元気で仲よく暮らせる」という方へ意識が向くと思います。

飼い猫が子供を産んでも、飼ってあげられないなら不妊手術は行うほうが猫も飼い主も幸せだと思います。

煉さんのお母さんは、アパートで飼っている以上するべきだというアドバイスをされたようです。

ヒトとネコは似ているところもありますが、やはり動物という個体です。私もここに書いていくうちに飼い主としての気持ちをまとめることができました

「猫の体に子供をつくれないようにメスを入れるなんて、可愛そう」その気持ちは人間だけの感情で、猫には理解できない感情です。

不妊手術についての私の思い

野良猫の寿命は3,4年ですが家猫は寿命が延びてますよね。完全室内飼いが推奨され、ワクチン接種、不妊手術を受けさせ、動物医学の発達と良質のフードのおかげなんですね。

猫の不妊手術をする人間をエゴと言うのなら、これだけ人間は猫が長生きでいるように研究開発してきたことも、エゴになりますよね。

動物を人間の都合で飼うこと自体がエゴなのですから。

猫去勢手術についての追記記事

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