60代のこんなコトあんなコト

子供の頃のトラウマを消せば、人生はよくなる

なぜ人生はうまくいかないのか
今人生のどこに向かって歩いていっているのかでわかります。

自分の人生を客観的に振り返ろう

人生は山あり谷ありです。壁にぶつかって心も体も痛めたり、
壁をぶち壊すごとく突き進んだものの、人生詰んでしまったり。

でも、人生ってね、つらい時は「価値観を間違えてますよ」っていう、
神からのイエローカードなんです。(神については後日解説します)

イラストを使って説明します。

●黄色の線
A、B、C、D
・・
●「出来事」
を見てください。


まっすぐに伸びた道路を人生の道とします。

誰もが一色線に突き進んで生きていければ、壁にぶち当たることはないんです。

でも、私たちは「心を成長」させるために、生まれているので、
そういうわけにはいかないことを知っています。

だいいち、一直線に突き進む人生なんて、障害物もなく味気なくて
オモシロくなくて、生まれてきた甲斐がないんですね。
それで、わたしたちは生まれてきたからには
いろんな壁にぶちあたり、方向転換をしながら人生を歩いていくことになっています。

親から受ける影響は、良くもあり悪くもある

まず、子供の頃に「自分の価値観」ができあがってしまいます。
主に、一緒に住んでいるや身近にいる学校の先生などの影響が大です。

例えばなんですが、男性のイラストをつかって説明します。
「僕のジグザグ人生」です。

イラストの左下の方、
僕は貧乏な子供時代を過ごしました(A)

すると、子供心に
「うちは貧乏だった」
「両親はいつもお金のことでけんかばかりしていた」
潜在意識に刻みこまれてしまいました。

少し時が経ちました。Bの時代にきました。

父親は厳しい人でした。
僕が食べ物の好き嫌いをしたらすぐに怒ります。
ある日、おもちゃを買って欲しいとねだったら
「お金がないんだから、欲しがるな!!!」と殴られました。
思い出したくもないくらい傷つきました。

そのとき「父親にわがままを言ったら、殴られる」というトラウマができました。
ほんとに父親のことが大嫌いでした。

それで決めたのです。「自分が親になったら、やさしい怒らない親になろう。欲しいものはなんでも買ってあげよう」と。

家ではおとなしく、親の言うとおりに生きる、わがままを言わない「良い子」になりました。

そして(C)
学校ではテストで0点をとって先生から怒られました。僕は何をやってもダメな子でした。

それから(D)の時代
高校生の時また壁にぶち当たりました。足が臭くて嫌われたのです。
成績も悪く話すのが苦手で誰も相手にしてくれません。クラスでは孤独でした。

そして、この時ににまた、心に誓ったのです。
「もう、友達なんていらない。いい大学に入って
いい会社に入って、いっぱい稼ぐ男になるんだ」
と。

人が変わったようにがむしゃらに勉強して、就活をして一流企業に入りました。

会社では自分から進んで残業して、業績を上げていきました。
会社では、上司に気に入られる「良い部下」の僕でした。

とこが、会社に泊まり込み、寝る間も惜しんで仕事を何年もやっていたら
病気になってしまいました。(E)

でも金持ちになるために、この会社に入ったので辞めることはできません。
仕事をしなかったら食べていけません。

しかし、限界です。仕事の手を抜くことにしました。
上司の目を盗んで、サボります。

ほどほどに、のんびりと人生を歩んでいくことにしました。
趣味にいそしんだり、恋人をつくったり。

でも、足が臭いとフラれました。(F)

失恋で傷ついた僕は、身だしなみに気を遣うようになり、また新しい恋人が出来ました。
今度こそと、その女性と結婚しました。
健康には気をつけるようになりました。大切な家族ができたからです。

「人生の壁」にぶつかると痛いのです

やがて可愛い娘が生まれました。

僕は自分が厳しい親に育てられ、貧乏だったので
こんな親にはなりたくないと思っていました。

娘をやさしく育てる良い父親です。

ところが、甘やかしすぎて
気に入らないことがあるとすぐに駄々をこねる子になってしまいました。

僕は娘に手を焼いています。

ぼくは、親の言うことをよく聞く、素直な良い子だったのに
娘はわがままで僕を困らせます。僕は娘のことが許せないんです。

ある日とうとう、わがままな娘を叩いてしまいました。
父親として自信をなくしました。自己嫌悪です(G)(今ここ)
このように、誰もが、傷ついたり、嫌われたり、恥をかいたりして
性格や価値観を変えて人生をA→B→C→・・・へと歩んでいっています。

人生の壁にぶつかるワケ

親はわが子がわがままに映れば、親は怒ったり、厳しくして、わがままを矯正しようとします。こんなにわがままだと、ろくな大人にならないと思ってしまうんですね。

それで、「僕」も親から叱られ、叩かれたりしてやむを得ず
方向転換をしてCへ歩んでいきました。

「人生の壁にぶつかって方向転換する」とは、強制的に生き方、やり方、
価値観を変えられてしまったんです。

変えないと、家庭での居場所がなくなったり、
もう父親から叩かれたくないと、
親の言うことを聞いてしまうんです。
子供って健気ですよね。

時が流れ、テストの点数が悪く、先生に怒られ、
高校時代は、友達から嫌われてしまいました。

孤独に耐え、よい大学に入り一流企業に勤めます。

そこで、やりたいことを我慢して、お金のために心を押し殺して、歯をくいしばり
出世をしました。ところが体を壊して長期に会社を休んでしまいました。

病気になるまで、自分を追い込んでしまっていたんですね。
それで、病気がきっかけでまた方向転換をするはめになりました。

もう、「ほどほどでいい」「適当」を身をもって学んだので、
息抜きしたり、旅行にいったり人生を楽しく生きていきます。

だから、もうIの壁にぶつかるまで無茶をすることはないでしょう。

何度も傷ついて、立ち上がってきた僕なので、
このまま突き進んだら、Iの壁にぶつかる前に
ブレーキを踏むことを学習したからです。

Iの壁にぶつかることを回避するには

自分の周りの人達たちの言葉に耳を傾ける

無茶をして突き進んでいた頃病気をする前に「そんなに無理すると、体壊すよ」と忠告してくれる人がいたはずなんです。

もしかしたら、「そんなに働いて、出世したいのか?」と嫌みを言う人がいたかもしれません。

人に嫌われるというのは、「あなたとは価値観が違う」と行動で示されていること。

健康を気遣ってくれる家族から、「無理しないでね」とか。ほんの些細な言葉かけがあったりするものです。

イエローカードをチラ見せしてくれているんです。

その頃に、そうかーちょっと頑張り過ぎてるんだ、今の自分はとか
忙しくて、風呂に入ってなかったな。これじゃ彼女に嫌われるなとか

何か、嫌みを言われたり、嫌なことをされたとき、
自分を客観的に見ることを頑張ってみて。

耳を傾けることができないから、
足が臭いと言われて傷つくまで
自分のことをないがしろにしてしまうのです。

壁にぶつかることによって、こんな人生ではダメだと気づいたり、
軌道修正したりできるので、壁が悪いことではないですけど

だからって、大きく傷ついたり、嫌われて鬱になったり、
もう避けられなくなって、人生の壁に気づくのって、嫌ですよね。

必ず人生に「壁」はあるものです。ぶつかる前に「ぶつかってしまうよーー」と
人生の羅針盤になる「小さな声」や「小さな出来事」があったはずなんです。

心にゆとりをもっていたら、それらに早めに気づくことができます。
すると手前でブレーキをかけることができます。

そうすれば、病気になったり、人に嫌われてまで仕事の鬼になることがなくなり、
「自分を大事」にできるのです。

人生に壁があるのは、バランスよく生きるため

誰もが人生は紆余曲折があったほうが、オモシロイという
自分だけの人生の脚本を書いて生まれてくるのです。

だって、たくさんの成長をするほうが生まれた甲斐があるというもの。
心が未熟なまま歳をとって人生を終えるのって、嫌じゃないですか!

だから、ちゃんと壁をつくっているんです。

それは、職場での試練かもしれません
受験に失敗するとか
結婚生活での試練かもしれません
子育ての試練かもしれません

人によって乗り越える壁(試練)はいろいろです。

ジグザクの道こそ、バランス良く生きているのです。

それで、「僕」の場合は、子供の頃の父親の姿がトラウマになっていたので
娘を甘やかしてしまいました。そして、カッとなって殴ってしまったのです。
自己嫌悪になりますよね。これが「僕」の子育ての壁です。

「僕」はどうやって、子育ての試練を乗り越えるのでしょうか。

また続きを書きます。

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