50代の暮らし

母親を責めていると、自分の子育てが苦しい

娘がはじめての子育てを頑張っています。旦那と別居中で離婚調停中の娘です。

私も特に一人目の子育ては、無我夢中だったので
娘の子育てをみて、自分もこうだったのだろうなあと思うことばかりです。

もう少し肩の力を抜いてやっていけばいいのに・・と思うのですが
一人親として自分が頑張らなければと思っているので、余計力が入っているのでしょうね、

我が子が泣いても、泣かなくても
しよっちゅう抱っこしていています。

離乳食、絵本の読み聞かせなど「できる限りやってあげたい」と思っているみたいです。
それは素晴らしいことなのですが、私の娘なのでやる気や体力が続くかどうか・・(苦笑)

娘はわが家の第一子で1歳半で弟が生まれました。
それまで「一人っ子」で、じじばばから可愛がられ
お誕生日でなくても、プレゼントやお小遣いをもらって
注目の的、まさしくお姫様状態。

ところが弟が生まれたら
なんでも2番手になってしまって、周りの注目は赤ちゃんに。

前にも書きましたが、

誰もがそうなのですが、親からやってもらったことはすっかり忘れてしまうのに
やってくれなかったことや、叱られたことなど
「自分は損した」という出来事などはよく記憶しているのだそうです。

これが子供が持つ、親への「恨み」というものです。

私は○○ちゃんのおねえちゃん、おにいちゃんと人から言われないように
自分の子供たちは名前で呼んできました。

「お姉ちゃんだから○○」とは母親としての私は禁句にしていました。

母親が睡眠不足でも、子供の風邪がうつって熱があっても
家族の食事の準備をしたり、ご飯を食べさせたりしたことは全く覚えていないのでしょうね。

それどころか、私はもっと甘えたかったのに、母親は弟の世話ばかりしていた。
弟はいつも抱っこしてもらっていたのに、私はしてもらえなかった

こんな恨みが心の底に残っていると

「自分は我慢ばっかりさせられたので、いつも優しい母親でありたい」と理想の母親像を自分にあてはめてしまいます。
だから「もっとちゃんとしなければ」と自分を追い立ててしまうのです。

自分がそうして欲しかったことを、自分の子供に与えようとするんですね。

でも、実際には時間も体力も限界があり、家事や仕事などやらなければいけないことがたくさんあって、
かまってあげたいけど、できない事情が母親にはたくさんありますよね。

結局は思うほど理想の母親になれていない自分に苛立ち、自信をなくし
子育てに疲れてしまうのです。

つまりこういうことです。

自分は子供の頃、してもらえなくてたくさん我慢させられたのに、
我が子は平気で抱っこをせがんだり、かまって欲しいと泣いたり
気に食わないとかんしゃくを起こしたりで

なんてアナタは私を困らせる子供なの!って、わが子を憎たらしく感じるのです。

でも、いつもやさしく子供に接してあげられる母親でありたい・・という理想の母親像も手放せないので
子供を叱ってばかり、責めてばかりの自分は、なんて悪い母親だと誰かに責められる気がしてしまいます。

世間の目が気になるというか。

こうやって、自分の母親の子育てをいつまでも責めていると、
自分の子育ても責められそうで、つらくなってしまうのです。

んー。私も娘から相当恨まれている母親なのでしょうか(汗)
こんな母親になんて、なりたくないと思われてきたのでしょうか(汗)

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