人間でも、おかあさんの手料理が嬉しいように、
猫にとっても手づくりは栄養満点でよく食べてくれます。
今日はきびなごを使って猫にごはんをつくりました。
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ところで、猫に手づくりでごはんをつくるようになって変わったことがあるんです。
それは、面倒になっていた人間の食事作りが
バランスを考えて楽しんで作れる様になったことです。
猫の体にいいものは、人間の体にもいい食材なので
なんだか自分たちも健康になってきました。(笑)
部屋の掃除もマメになり(自分比)
家族の料理もできるだけ地産地消で無農薬の食材を選んでいます。
そんなわけで、スーパーでキラキラひかる「刺身用」のきびなごを購入してきました。
きびなごは刺身にするとき「手開き」しなければならないのが、ちょっと面倒です。
人間のおかずは南蛮漬けにすることにして、
うちのにゃんこには1尾をぶつ切りにして
手づくりごはんにトッピングしてあげました。
猫によっては苦味や酸味が好物の子もいるらしいです。
きびなごの内臓の苦味は、うちの猫はオッケーのようです。
うちは、食べてくれるかなー?と、
はじめて食べさせる食材は
調理をしている合間に私の手を猫の顔に近づけてみます。
きびなごをさわった手を近づけてみたら
興味津々クンクンぺろぺろ舐めたので
今日も受け入れてくれるだろうと期待大でした。
きびなごの栄養・人間の場合
きびなごについて調べてみました。
きびなごは漢字では吉備女子と書きます。
今回この記事をかくことでじっくり観察してみると、
キラキラ光る銀色のボディーに青い帯状の模様が入っているんですね。
この小さな魚は昔は鯛やカツオの一本釣りの餌として利用されていたそうで
昔は価値のある魚ではなかったそうです。
きびなごなど小さな魚は、
頭からしっぽ、骨まで丸ごと食べられるので栄養を充分にとれるので体にいいですね。
もちろんDHAとEPAが豊富に摂取できます。
【きびなごの名前の由来と栄養素】
産地の鹿児島の南部では帯のことをキビと呼ぶことから、
きびなごの体に帯のように薄青色の帯状の模様があることから「きびなご」なのだそうです。
旬は春先ごろが産卵期ということで春から夏にかけてです。
気になるきびなごの栄養面を調べてみました。
魚ですから勿論カルシウムがたっぷり!
小魚は頭からしっぽまで丸ごと食べることになるので、
人間は本来このような小魚を食べることは大事です。
突出しているのは、ビタミンDの含有量が多い点です。
カルシウムをとっただけで骨や歯が丈夫になるわけではなく
カルシウムとリンの吸収を助けるビタミンDはとても必要な栄養素です。
■免疫力を上げる
■ガン予防などに有効
と言われています。
以上が人間にとってのきびなごを食べることによるいい面なんですが、
猫にとってはどうなんでしょうね?
猫と人間は消化器官のつくりが似ているところもありますが、
全く違うところもありますからこの辺は情報を集めて慎重にたべさせないと・・・と考えました。
きびなごは猫にとっても栄養満点でした
特にビタミンDは猫にとっても必要です
人間は日光に当たると体内でビタミンDに変えていくしくみを持っているのですが、
猫は持っていないのでエサ(ご飯)で補う必要があります。
ところがいくら補っても、腸での吸収力や腎臓の働きが悪いと
活性型ビタミンDに変換できないのです。
活性型とは体内で結びついて変換されていくことです。
腎臓の機能が低下すると、ビタミンD不足になりカルシムの吸収が悪くなります。
腎臓が低下するとリンの排出ができずにカルシウムがの行き場がなくなり
リンとカルシウムがくっついて毒素となります。
すると骨がもろくなったり尿毒症などをおこします。
猫がビタミンDを摂取すると、体内に吸収され
血液の中のカルシウムとリンのバランスがとれるようになるんです。
人間と同じに、サプリメントからではなく肉や魚、野菜から摂取するのが理想的の様です。
そのビタミンDが豊富に含まれているひとつに、きびなごがあるんです。
きびなごはビタミンB6が他の魚にくらべて豊富に含まれています。
もひとつ、ビタミンB6もきびなごには豊富に含まれていました。
皮膚や髪を健康に保つ役目があり、ヒトにも猫にの健康にも持ってこいの栄養素というわけです。
その他ビタミンB12
■造血作用、貧血予防に有効
人間は慢性の貧血だと体のだるさを感じることもあって、
やる気のなさひいては鬱などを引き起こす可能性もあるため、
ビタミンB12の含まれる食材は積極的に摂ったほうがいいです。
これまた、猫も同じのようです。
子猫のような好奇心を持ちづつけて元気に過ごすためには
ビタミンは必要不可欠な栄養素ですね。
まとめ・きびなごは猫に食べさせて良い食材か?
喜んで食べてくれるなら食べさせていいと思います!
きびなごなど小魚はとてもデリケートで、捕獲して空気に触れるとすぐに死んでしまいます。
スーパーで「刺身用」として売られている鮮度がよいものを
加熱してあなたのにゃんこにも食べさせてみてはどうでしょうか?
ただ、どうしても栄養面で過剰摂取なのでは?魚はダメなのではと心配になると思います。
だけど、
「猫というのは真性肉食動物で肉や魚などを主食にしていて」
「炭水化物を消化するのが苦手な生き物だ」
という知識を知っているなら旬の時期くらい食べさせていいかな?と思ってもいいと思いますよ。
猫ってしばらく同じものが続くと食べなくなりますよね?
人間は飽きっぽくみえたり気まぐれだなあと感じますが、
それは、体に悪いものが必要以上に入ることをわかっていて、
そうやって自分の身を守っているからなんです。
だから、トライしてみるのもいいことだと思いますよ。
いろんな情報が入り乱れていてどれが正しいか?と
不安になりますがもともと完璧なフードなんてこの世にありませんしね。
いつものカリカリにきびなごでとった出汁を入れて、
味に慣れさせていくとか
手段や方法はネコちゃんと飼い主さん次第なので、
愛猫の生命力を信じてトライしてもいいんじゃないかな。
うちは、一日目は2尾をぶつ切りにして生で
、二日目は野菜と茹でてスープ仕立てで、
キッチンばさみで半分に切って出したらペロリと食べました。
魚の内臓の苦味が人間は気になりますが、
猫は大好きな子が多いようです。
お刺身は人間が生で食べられるくらい鮮度がよければ
猫も食べていいようです。
ただしサーモンやいかエビなどは加熱したほうがいいとも言われています。
あと、生より火を通したほうが風味や香りがよくなるので、
ナマでダメだった場合は炒めたりゆでてみるといいようです。
うちもきびなごはナマより、火を通したほうが食いつきがいいです。
あなたの猫ちゃんの好みはどうでしょうか。