猫手作りごはん

猫の肝臓を強化するしじみ汁と解毒作用高める旬の野菜のはなし

今日は宍道湖産のしじみが手に入ったので、しじみ汁をつくりました。勿論にゃんこにも汁のみ与えてみました。
 



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しじみ汁で肝臓の機能回復と強化を

しじみと言えば肝臓の機能を高める食材というのはご存じですね。
肝臓のどんな機能を高めるのかといえば、体からの解毒作用です。

まず肝臓の働きなんですが、人間の体の中には、薬物や食品添加物など体に滞留させたくない物質が常に入ってきているんですね。肝臓はその物質を異物とみなしてすみやかに処理くれる臓器なんです。
人体にとっての有害物質は本当にたくさんあります。過度のアルコールや食品添加物だけではなく、ばい菌やウィルス、光化学スモッグなど。異物は口からだけでなく、皮膚や粘膜を通してからも吸収してしまうことがあります。体に入ってきた化学物質を分解して血液をきれいに浄化してくれるのが肝臓のお仕事なんです。

肝臓は怒りの臓器、鬱っぽかったりイライラしたら肝臓からのSOS

さらに5月は新年度の疲れが出やすい時ですよね。環境の変化で自律神経が乱れてしまうと5月病になることがあります。わけもなく不安になったりうつっぽくなったり、イライラしてしまうのであれば、肝臓の働きが弱まって血が濁っている状態なんです。

肝臓は怒りの臓器といわれていて、最近イライラすることが多くなった。。。という時は肝臓の機能が弱まっていますよという、体の中からのお知らせです。

イライラや不安を食べることで紛らわそうとしたり、年度末からの歓送迎会などで暴飲暴食して肝臓に負担かけてこなかったか思い出してみてくださいね。

こんな時は、解毒作用がある旬の野菜を食べると肝臓の疲れをとってくれます。春から夏にかけての旬の食材を積極的に摂って体の中の濁った血液をきれいにしていきましょう。
イライラ、不安や怒り、八つ当たりなどは肝臓の機能をさらに弱めてしまいます。
自分で気づいた時は気分転換をはかり笑顔をつくって気持ちを大らかにしておくことも大切ですよ。

解毒作用のある5月から6月にかけての食材は

春野菜の小松菜、にら、パセリ、チンゲン菜。これからはそら豆をはじめ豆類、アスパラガスがなどが出回ります。特に野菜独特の苦味は摂り過ぎた油を排出してくれるので、苦味や癖のある味のものを積極的にとってください。チンゲン菜はビタミンC、ベータカロチン、鉄・カルシウム・リン、食物繊維(ベータカロチンはピーマンの6倍)が豊富です。

肝心のしじみですが、しじみは一年中獲ることができますが夏場が産卵期にあたるので、この季節からが身が大きくなっていて一番おいしいのです。夏に獲れるしじみは、土用しじみと言われていて昔から肝機能が弱る春から夏にしじみを食べていたのです。

 

ではここから先は猫ちゃんに食べさせたいしじみ汁の話になります

 



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猫の肝臓機能を高めるしじみの栄養としじみ汁

しじみに含まれる「タウリン」が胆汁の排泄を促し肝臓の解毒作用を高めます。
人も猫も同じで、タウリンの他にビタミンB群の中でも身体の成長に欠かせないB2、B12が豊富に含まれていますよ。カルシウムと鉄、鉄と一緒にとりたい亜鉛や銅も含まれています。亜鉛は味覚障害によいとされています。
他にはビタミンEやカロチンも豊富です、アンチエイジングによい栄養素もたっぷりと含んでいます。
しじみは貝類に含まれてるコハク酸が最も多く含んでいます。コハク酸にはコレステロールを抑える効果があります。

しじみ汁について、猫にはどうなんだろう?と調べてみると、参考にできるサイトがありましたのでご紹介します。

参考*犬猫手作り食・トッピングごはん&幸せホリスティック生活 http://naturalcare.a-thera.jp/article/1651415.html

貝類を猫に与えることについて、獣医師さんの中でもいろいろと見解が違うのですが心配なら身は与えず汁のみをいつものフードにかけてあげるだけでもよいとのことです。

魚介類にはタウリンが豊富に含まれていますから、猫も食していいのなら肝臓強化してくれるしじみ汁を与えない手はないですね。
(すでに病気のネコちゃんは手作り食に詳しい獣医師さんにご相談願います)

しじみの下処理としじみ汁のつくり方

しじみは川や湖に生息しているのでアサリ貝のように砂を抜く必要はありません。水道水で殻と殻をこすり合わせてゴリゴリと汚れを落としてくださいね。
気になるならごく薄い食塩水につけておけばいいですが、うまみが逃げますからアサリの砂抜きほど長い時間つける必要はないです。
良いお出汁をとるために必ず水からゆっくり茹でてください。しじみに含まれるコハク酸はゆっくり水から茹でることで抽出されます。
強火で茹でると身が縮んで固くなり、旨味も感じられません。貝が開いたらすぐに火を止めて、塩や醤油などで味をつけます。

 

まとめ

猫には味をつけるまえに、汁のみをすくって冷ましたものをフードにかけてあげたらいいです。
好き嫌いがあると思うので、はじめての猫ちゃんにはごく少量の汁を与えるといいと思います。
水分補給にもいいですよ。
しじみ汁の汁は、氷のキューブ型に入れて冷凍保存もできます。肝臓強化にいいタウリン豊富なしじみの汁を人も猫も食して、これからやってくる梅雨を乗り越えていきましょう。

 



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