季節の出来事

日本人なら十三夜の豆名月を楽しもう

ハロウィンはつまらない

ここ数年日本では派手な仮装をする
ハロウィンが流行っていますね。
渋谷駅あたりに仮装して集まっているイベントです。
自分を楽しんでいるのか病んでいるのか、第三者からみると
紙一重なんですが、あれは渋谷だからたくさん集まってくるから
おもしろいんでしょう。田舎の交差点だったら、
まったく盛り上がらないイベントです。

ハロウィンの由来

もともとのハロウィンとは、
日本でいうお盆のようなものです。
死んだ人の精霊が戻ってくるので
かぼちゃの中身をくりぬいた提灯をつくって
魔除けとして玄関に飾っておくものがハロウィンです。

子供たちは仮装をして近所の家々にお菓子をもらいに行く。
これがハロウィンだと認識してました。

今日本で流行っているはハロウィンは
大人の仮装の集まりになってます。
ところ変わればやり方も楽しみ方も
変っていくものなのでしょうね。

ところで、日本にも元祖ハロウィンのように
仮装こそしないものの、
子供たちが近所の家々を回ってお菓子をいただく
という習慣がありました。

もう遠い昔になった昭和の、私が子供だった頃です。
j秋の名月

十三夜の豆名月はいつから?

日本には中秋の名月と言って、
旧暦の8月15日の秋の夜に見える月を
だんごを備えて眺める習慣があります。

秋は気温が下がって
月が一番美しくくっきりとみえるからです。

空気の澄み渡った秋の夜の美しい月ということで
十三夜というのがあります。

これは10月の半ば頃の月です。

2018年の空に見えているお月さまを
すでに平安の時代から日本人は眺めていた思うと
自分が日本に生まれたことを奇跡だと感じます。

子供クラブで十五夜の行事をやっていた

この十三夜ですが、豆名月、栗名月とも言います。

もともと月見というのは収穫のお祝いを兼ねていたようで
そのころ収穫される枝豆や栗をお供えしていました。

子供の頃、十五夜と十三夜の行事がありました。

十五夜と十三夜になると、
子供だけで近所の家々を尋ね
玄関先でお菓子をもらって帰る行事があったのです。

十五夜は芋料理、十三夜は栗や枝豆だったと思います。

家の人は子供たちが食べ物をもらいにくるからと、
だんごや豆料理や芋料理をたくさんつくって用意してありまして、
子供たちは「手皿」に一口分いただいたり、
お菓子をチリ紙に包んでもらって帰ったことがあります。
まだ、ラップもアルミホイルも普及していなかった頃でした。

時代の流れで芋や豆から「袋菓子」
になっていったのはそんな行事がちょっとだけ
うっとしく感じてきた年頃
だったのだのでしょう。

もともも芋料理(里芋)もまだ美味しいと
思っていなかった子供の頃だったので
その行事から卒業できたのでほっとしたものです。

十五夜は子供も夜更かし

子供たちにとっての芋名月(十五夜)豆名月(十三夜)とは
この日だけは夜遅くまで出歩いてよくて
だんごや芋料理をだまって食べて帰っていいというものでした。

十三夜のお月さまは十五夜に比べるとあまり馴染みがなかったようです。
「十五夜の月見て十三夜の月を見ないのは、縁起が悪い」というので
子供達を2度駆り出してお月見の行事をやっていたのではと、

子供クラブの中で、大人の事情があったんじゃないかなと思い出します。

「え?こないだも夜行ったやん」と言ったら
「あれは十五夜なの!」と言われたのを記憶しています。

中学生になって母から「ちょっと見においで」と庭から呼ばれて
スルーしていると、見ないと縁起悪いよ怒られたことがあります。

子供会の行事はその後すぐに途絶えたようです。

2018年の豆名月は10月21日です

「もう一つの名月」と言われる十三夜は
十三夜に曇りなしと言われるくらい
晴れた夜空に名月を見ることができます。

虫の音とともに秋がだんだんと深くなっていく10月の夜は
仮装などきらびやかではないけれど
日本人なら自然とほっこりと癒されます。

外に出て満月だと、ラッキーだと感じます。
家族にも見てほしいなと思います。

日本の秋の行事を知らない人も多いですよね。
テレビの画面のハロウィンをみて思った私でした。
歳をとったんだなと苦笑します。

今年も十三夜はきれいな月を見ることができるでしょう。
10月21日の夜が十三夜です。



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