娘の職場のはなし。どうも仕事にやる気がなく、協力的ではない人がいて作業がはかどらない、お荷物的な人がいるそうです。その部署の責任者である娘は、人間関係疲れるわーと申しておりました。自分よりずっと年上の中年おばちゃん。人間関係はタイヘンです。
ではどうしたらよいか?
答えはその人を変えようと思っても変わってくれません。変えようとするから疲れるのです。一番簡単な方法は、その人のやり方を受け入れてみるしかないのです。
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ドラえもんが存在するのはのび太のおかげ
強い者がいると必ず弱いものを存在させているのです。
あ、逆もありですよね。弱いものが強いものをつくっているのかも。。
ウルトラマンが番組の最後に活躍できるのは、
番組前半、怪獣が手を付けられないくらいの悪さをしてくれたからなんです。
水戸黄門も同じです。番組前半の悪党のおかげで、掲げた印籠が役に立つのです。
クラス対抗●●でも、文化祭の出し物でも同じ
ところで、
娘の職場の相関関係を聞いていくうち、
学生時代の文化祭でクラスの出し物の練習をするときの
クラスの中の力関係を思い出しました。
あなたも文化祭とか体育祭が学生時代に経験したと思います。
クラスで何をしようかって話し合うと、学級委員やリーダー各の子がいろいろ率先して計画してくれます。
すると必ずやる気がない子が斜めから見ているの図(笑)がいるんです。
クラスには、イケイケどんどんのリーダーがいるけど、
絶対リーダーに反発する人(もしくは陰で文句を言っている人)がいます。(いるはず)
かと思うと無関心の人って必ずいる。
みたいなの、ありませんでしたか?
あなたはどのタイプでしたか?
われら青春などの学園ドラマは、
オモシロクするために脚色されていました。
ドラえもんも同じ。スネ夫みたいに、金持ちを鼻にかけて嫌味でジャイアンのご機嫌取りみたいな人がいるから話が面白くなっていたんです。
あなたのクラスにも、そんな人いたと思います。もしや?あなた自身がスネ夫的存在だったも?(意地悪目線、(笑))
若かりし頃のワタシタチの教室はテレビドラマと変わらなかったのです。
テレビドラマと言えば
頑固おやじに口ごたえしない母。
どっちにもイライラしている息子のような家庭。
寺内貫太郎一家だけはなくて実際の家庭でもありますよ。
人それぞれのエネルギーの出し方で1つの集団の方向性が決まる
文化祭に話を戻すと、頑張ろうと大きなエネルギーを出せば出すほど、
必ず「別に頑張らなくても、、」とエネルギーを出し惜しみする人がクラスにいます。必ずね。
30人のクラスが同じ分量のエネルギーを出していたら、
クラスは暴走し、砕け散ってしまうからです。
そうならないようにイケイケドンドンにブレーキをかけるブレーキ役がいるんです。
エネルギー(やる気)を出すことを控える人がいるんですよ。
知らず知らずのうちにバランスをとっているんです。
お手本にしよう!アリは和を重んじる集団です
蟻(アリ)の集団を観察してみると、コツコツ食料を運んでいるのは全体の8割の蟻なんです。
残りの2割はウロウロしているだけで、何も運んでいない(サボっている)のだとか。
2割の蟻の仕事は、「サボること」です。
たった2割の蟻が、全体の8割の蟻に仕事をさせるエネルギーを出している、っていうことです。
ところがこの2割が働きだしたら、8割の蟻の中からサボる蟻が出てきます。
蟻の集団は、2割がサボっているからこその絶妙なバランス加減ですね!
人間ではクラスの2割が8割の人と同じエネルギー出していない場合
2割人達は協力的じゃないとかやる気がないと判断されてしまいます。
人間はその2割の人達のことを弱者とか「劣等生」とか位置づけるんです。
お互いのやり方を批判し合っているのが思考の根底にあるだけなんですけどね。
人間だけなんです。批判し合うのは。
強い人、弱い人、どっちでもない人
頑張っている人は頑張ることがいいと思っています。
程々にやっている人は程々がいいと思っているだけです。
頑張っている人は優勝するぜ!という思考が強くそうやっているだけで、
適当にやっている人は、ほどほどがいいって心で反抗しているから、ほどほどの行動をしているだけですね。
北風と太陽の太陽になろう
例えば体育祭でうちのクラスが優勝したい!と思った時、
反発している人たちを動かすより
無関心の人たち(傍観者)を味方につけると早いです。
優勝したい!と練習している人たちは和気あいあいと楽しくやっている姿をみせるといいんです。
後々どんな楽しいことが起こるか。
達成感を味わえるか。それを体験したくて楽しんでいるんだと。
そこのアナタ、傍観していているだけでは達成感永遠に経験できないし
ワクワクドキドキもないよって。
だから一緒にみんなで楽しいことやろうよ!って。引きずり込んでみましょう。
人は未来にメリットを感じた方の行動をとる法則があります。
毎日つまんないけど何か楽しいことないかなあと思っている
「無関心派」を味方につけると大きな応援者になります。
無関心派は日和見主義なので、メリットを感じた方にすぐついてくるのです。
クラスの中に一致団結して優勝したい!という思考の人が増えれば、思考は伝染していきます。
一致団結するのは楽しい、強くなれると信じてワイワイやっていると、反発していた人達にも影響を与えます。
なんだか楽しく練習やっているな、と気づいてもらうといいです。
川の流れのように、エネルギーは大きいほうから小さいほうに流れていくようになっているので
多数派が少数の意見を包み込んで偉大な力になるんですね。
家庭も職場もクラスも、エネルギーの質(思考)次第で進んで行く方向が決まるのです。
あなたは家庭の中でどんなエネルギーを出している存在でしょう?職場では?
いろいろ考えてみると、どんな集団の中にいるのかわかってきますよ。