夫婦関係は親子の関係と同じです
夫に対する不満や欲求は、子供の頃に
自分の親に対して持っていた不満や欲求と同じということなんです。
どういうことかというと、
親に対して思ってた不満が
ずっと満たされなかったため
大人になるまで心の中で持ち越してきたんです。
例えば
子育てのストレスを夫に聞いてもらいたくて
夫に言ったとします。
その時に、「疲れているからあとで聞くから」と相手にしてくれなかったり
「それ、お前の仕事じゃん。おれだって会社でストレスたまってんだよ」と
私の気持ちを分かってくれなかったら、
「この人はちっとも私のことをわかってくれていない」
「帰宅したら、子供の世話ぐらい手伝ってよ」と夫を批判したくなりますよね。
その気持ちこそ、子供の頃自分の親に向けて思っていたこと、なんです。
しかし、その気持ちは親には伝わりませんでした。
「もっと私の話を聞いてよ、お母さん」
「子供の気持ちを理解してよ、親なんだから」という願っていたけど、叶わなかったんです。
子供の頃に傷ついたことを癒してみる
子供の頃の親への願いは解決するまで、
大人になって浮上してくるんですね。
こういう時には、子供の頃に親に対して思っていた
願望や嫉妬などがあったはずだからそれを思い出してみます。
しかし、あれから自分も大人になり、結婚し、親にもなったのです。
今の自分自身を褒めてみます。
自分の母親も当時は若かったし
子育てのストレスがたまっていたのかもしれない
親も毎日忙しくて、子供の私の相手の話を聞いてあげたくても
気持ちの余裕がなかったのかもしれない。
と、今の大人のあなたの目線で、あの頃の母親を感じてみます。
現在のあなたも、仕事から帰って、夕飯をつくったり、片付けものをしていたりと
バタバタしている時に、あなたも家族から「ねえ、ねえ」と
話しかけられても、今忙しいんだから!と腹が立つことがありますよね。
これに気づくと、夫に対しても求めることが減ってきます。
夫は私の話を聞いてくれない人ではなく、帰宅したばかりだから
一息つきたかったのかも。
今度は、帰宅して彼が落ち着いてから手伝ってほしいことを
お願いしてみよう。思えたらいいです。
もしかしたら
「そうね、自分でやったほうが速いな」とか。そうだとすると、
「よくやっているね」「いつもありがとう」
って言って欲しかっただけなのかな、とかいろんな自分に気づけるかもしれません。
自分に心の余裕ができると、家族にも
心の余裕ができています。
ケンカや心のすれ違いも、減りますね。