なぜ家の中の掃除をしなければならないのか。
それは、「自分のことを大事する」ことに繋がっているからです。
自分への敬意ですね。
ビジネスホテルのお掃除スタッフとして働いたことがあります。
ホテルはお客様がチェックアウトされると
お掃除スタッフがさーーっと客室に入って
部屋と水回りを掃除して、ベッドを整えていきます。
まるで、この部屋は誰も使いませんでした?と思えるくらいに
前のお客様が使った形跡をなくします。(体臭や香水などの残り香なども消します)
そうするのは次のお客様のためにです。
掃除は「おもてなし」だからです。
お客様は神様(古っ)と思って
客室をきれいに掃除をするのは
あなたは大切なゲストですという、敬意の表れなんです。
でも、仕事だからでできるんですよね。
自分の家や部屋となると、
朝掃除機をかけて、出勤するなんて
とてもできませんでした。
窓ガラスの曇りが気になりつつ
お気に入りの置物はほこりだらけ
家の中の汚れに目をつむってました。
今度の休日にやろうと思うのですが
休みの日には他のことをやって、すっかり忘れ
来週、来客がくるーーーと追い詰められて
やっと焦って
大掃除になるんですよね。
掃除=お客さんのため
になっていました。
ほんとは掃除をする、片付ける=自分のため
がいいんです。
掃除をすることによって、部屋がきれいになれば
心がスッキリします。
そのことは何度も経験してきたはず。
掃除することは心にも体にもいいです。
家族にハウスダストのアレルギーがあれば
掃除をしてダニやほこりを少しでも取り除くことで
症状が和らぐかもしれません。
でも、掃除や片付けが億劫になると
だんだんと家の中にモノが溜まり
空気もよどんで、汚部屋になっていきますよね。
何がどこにあるのか、捜してもわからなくて
重複買いをしてしまって、使わないでいいお金を使ってしまったり。
やがてお金が足りないとか、生活費が足りないとか
お金がな~いと愚痴ってみたり。
汚部屋のほうが自分にふさわしいと
自己肯定感を自分で下げているのかも。
テレビや動画で
汚部屋に住んでいるご老人をみることがあります。
実家が汚部屋でと悩んでいる人が身近にもいました。
好きで片付けられない人になった訳ではなく、何かきっかけや心の変化があったのかもしれませんが、
でもね、自分に向き合うことなく
外側(他人や社会、はては政治)のせいにしてしまったのかもしれない。
自分以外のモノや人に。
おもてなしのために、家の中をお掃除して
整えることは、大事なことですよね。
今度からは、自分を先にもてなそう。
自分のためと思って家の中から
不用なものを取り除ければ
自分も自分以外の人も(家族)、心地よいと思います。
家の中をきれいに掃除して、
自分に敬意を示してみよう
自己肯定感は自分であげていくものです。