50代の暮らし

田舎特有の行事に辟易しています

日曜日は近所の弁財天様のお祭りでした。
お祭りといっても、簡単にお参りをしてわが家で班の方にお昼をごちそうするだけです。

自宅を提供するのは、もちまわりで何年かに一度順番が廻ってきます。今年がわが家。

ごちそうするだけ、なんですが苦痛に感じている私でもあります。
そもそもがカオスとなった和室の大掃除をしなくてはならないのです。ものの大移動と大掃除は旦那にやってもらうとして、
お出しする料理が苦痛です。

私がヨメに来た数年前から、仕出し弁当をとって簡素化するようになったそうです。
が、弁当と合わせて『煮物風汁もの』を作って出さないといけません。

豚汁の味噌味を、すき焼きのように甘辛くした醤油味です。でも肉は鶏肉を使います。

なぜ汁だくなのかは、お吸い物など汁物をつくるのを省略するために
先人の奥様方が考えついた、うちの班独特の接待料理らしいです。

農村地帯なので、何かしら自宅にある野菜を使えばいいと教わったのですが、
ウチは農家ではないし、夫も仕事の合間に家庭菜園をやっているだけなので
この時期使える野菜はほとんどありません。

材料代はもらえるのですが、
この物価高のご時世で材料を買いだしに行ったので何をどれだけ購入するか悩みましたね。

買ったもの
鶏肉 約1kg
ごぼう 4本
白菜 1/2
にんじん1本
白滝 2袋
豆腐 2丁
もやし 2袋

いちご
みかん

オレンジジュース
清酒

あとは、家の畑でとれた野菜(ほうれん草などで)でおひたしをつくったり
なにかしら数品テーブルに出してあるご家庭が多いです。

自家製野菜なんてタイミングよくあるわけないので、
手出しで材料を買っておかずを出しました。

私は毎回ポテトサラダを出すとメニューを決めています。
他のご家庭でもポテサラ出現率は高いです。

1品って決まっているはずなのに、おひたし、ポテサラなど数品出してあるんですよねえ。ルールを守らないお宅が多いです。

ポテサラは案外つくる手間がかかりますよね。

でも、テーブルに置くとおひたしやつけものより

彩りもよく
老若男女に受けがよくて
味付けはマヨネーズで簡単にできるので
お接待の時はポテトサラダにしています。

絶対日曜の朝から料理にとりかかっていては間に合わないと思いました。
なので土曜日の夜は夜遅くまで野菜を切り込み、準備していました。

来客用のお茶碗、汁椀、取り皿なども予洗いして準備。

うちの班も代替わりして息子さんたちが行事を仕切るようになり
口うるさく言う「村しゅうと」はいなくなりました。

この集まりに年寄り女がやってくるとタイヘンなんです。
ここの弁当はまずい、あそこの弁当がよかったのにとか平気で批評する人がいます。

ウチも数年前にポテサラの脇にプチトマトを添えていたら、
「今の時期にトマトなんて。店のトマトだろうね?」と言いながら
トマトを食べていました。そんなババアがいたのです。

だからよその家でこの行事がある時は私は行きません。旦那に行ってもらっています。

行事そのものをなくすことはできず(私はなくなっても痛くもかゆくもさみしくもないんだけど)
わたしの憂鬱な春の行事なのです。

こんな行事を遂行するために、私はこの集落のためにヨメにきたのではないと常々言っているので

料理を準備している間
夫が和室の荷物を大移動して大掃除をしてくれていたので
助かりました
めずらしく掃除機もかけてくれていた。

いつも夜はすぐに眠たくなる夫
「前日は寝ないで荷物を動かして掃除してよね」と釘をさしていたので、よかったです。

当日はお開きの時間になると、今回かかった材料代、弁当代、酒代などを来た人で割り勘にして支払います。

「これくらいの金額(2千円くらいでした)で、飲み食いできて安いなあ、ありがたいなあ」とやもめのおっさんが言いました。
「久しぶりに親睦ができてよかった」とも言いました。

親睦目的なら、よその家とそこの奥さんに給仕させないで、居酒屋でやってくださいなと、正直思います。
こんな、休日が丸一日つぶれて疲れる行事廃止してほしいです。

コロナもまだ収束してくれなくてよいのに・・。

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