50代の暮らし

つわりが酷くても会社を休めない時は「母性健康管理指導事項連絡カード」

職場に、ウチの娘と同年代の社員さんがいて、
つわりがひどく、つらそうです。

うちの会社が脳内明治時代か?の男社会で、つわりは病気じゃないだろと
言わんばかりの言動がありありで。

しかも休憩室が充実していない。事務机に突っ伏して吐き気が治まるまで
目をつむって過ごすしかない。

自分が大事と勇気を持って休んでも、休み明け出社したらその人の仕事は残されたまま。

結局仕事が増えているため、休むのがコワイ。
社員さんは「仕事辞めようかな」と気が滅入っています。

娘もつわりがひどかったので、この社員さんの気持ちよくわかります。
最近は夫婦共働きが基本なので、もうすこし企業さん、働く妊婦さんに優しくして
子育てしながら働いてもらおうと思ってくれないんですかね。

社員さんには「母性健康管理指導事項連絡カード」があることをお教えしました。

つわりは医学的には病気ではないので、お医者さんといえど「診断書」が書けないのだそうです。
その代わりに、「母性健康管理指導事項連絡カード」を書いてもらって
企業(雇用主)に提出します。

雇用主は記載された内容に沿って、女性労働者の労働内容を改善してあげなければならないことになっています。

例えば

労働時間を短縮する
休憩時間を長くする
フレックスタイムを導入する
自宅療養を必要とすること

など。

男女雇用均等法第13条によって
雇用主は妊娠中及び出産後の女性労働者へ
勤務時間の変更や勤務の軽減をしなくてはなりません。

ただ、中には「母性健康管理指導事項連絡カード」に記載することを
拒む医師もいるのだそうです。それくらいで会社を休むのか?と、厳しい医師が。

それくらいの症状では、書けませんねと。

何も食べられなくて、体重が減った
食べられなくて脱水症状が出た、点滴した

などはつわりの重い症状です。

そのときは「出勤しても、周りに迷惑をかけてしまっているので」と強気で言って書いてもらってください。

あと、つわりがひどくて「妊娠悪阻」となって入院した時は
傷病手当を受け取とれる可能性があります。三日連続で仕事に就けず4日目から会社を休んだ日数分もらえます。(一日の6割程度の額)

切迫早産や流産、妊娠高血圧症候群(昔は妊娠中毒症と言っていた)なども当てはまります。

つわりが軽い人もいますが、つわりがひどいと母子の命に関わることにもなりかねないです。
妊婦さんでも軽くみている人がいるのではないでしょうか。

しかし会社は従業員になにかあっても、何もしてくれないです。

まだまだ時代についていけない、企業が多いです。
なので、使える制度がないかリサーチをして、少しでも快適なマタニティーライフをおくって欲しいですね。

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