猫に手づくりごはん、つくっていくうちに一番不安になることは
栄養って足りるのか?ということだと思います。
せっかく猫の病気が治るように健康を考えてつくっているのに
栄養分が足りなくて、病気がひどくなったり痩せてしまっては飼い主として自信をなくしてしまいますよね。
私も心配性なので不安がないわけではないけれど、それも杞憂なことだとわかりました。
猫に手づくりごはんの栄養について、本当のところを検証したいと思います。
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Contents
手づくり猫ごはんは栄養が足りない?
手づくりごはんに挑戦できる方は、根底に、この世界に完璧な食べ物はないとわかっている方だと思います。
猫や犬だけでなく、人間が口にする食べ物もすべてに対してです。
だから手作り食だけで完璧病気が良くなるとは思っていないだろうし、でも、予防ならできるのでは?とトライしているだけです。
私もそうです。
なぜなら、私の母は管理栄養士、栄養士、保育士の勉強もせず免許も持っていませんでした。
でも、娘の私は母の料理を食べて大きくなったと思っています。
母は保育士でもありませんでした。
それでも、それなりのしつけもして育ててくれました。
遊んでくれたり、たまに叱られ、いけないことすれば厳しく怒る。そんな接し方をする親でした。
私は風邪をこじらせて寝込んだ時でも、母の手料理のアレを食べたから病気した、なんて母の料理のせいにしたことはありません。
猫のてづくりごはんも同じ位置づけでやってみればいいと思います。
栄養学をキチンと学ぶことに越したことはないですが、知らなくて作っても猫は飼い主が出したゴハンを喜んで食べることもあります。反対に気に入らなくて残すこともあります。
猫は栄養があるのをわかって食べているわけではなくて、自分好みの美味しそうなにおいがするから食いつくのです。
でも、猫はモノを言わないから栄養を考えて作らないと不安です
猫は警戒心が強いので急にフードを変えたとしても食べてくれませんよね。
「親の心子知らず」でよかれと思って飼い主がやったことも「にゃんで変えるんだー」って警戒心丸出しです。
猫は頑固な面がありますから「食べない!」と決めたらストライキ起こしたり、無視したりするんですよ。
だから栄養学の知識も大事ですが、猫には食べさせないほうがいい食材があるので、最低限それを知っていたら大丈夫です。
食べない時はどうしているの?ますます栄養不足になるんじゃ・・
特に環境に変化もなくて、ただかたくなに食べない時は、飼い主さんがゴリ押ししていないか一呼吸置いたらいいですよ。
いきなり【手作りは◎】で【市販のドライフードは悪だ×】・・と方向転換し過ぎなのかもしれません。
逆に、栄養のこと知らないけど、手づくりごはんがいいって言っていたから、と不安を解消しないままやっているのも、猫は飼い主の気持ちわかりますから食べないかもしれませんよね。
≪あせらない、あせらない≫
おや、これは食べないなと思ったらそっと食器を下げて、後日切り方や調理のし方を工夫して、また出してみればいいんです。
なんだか、人間の子供の離乳食つくりと似てますねー。
私メも、ネコのごはんを変える時は「徐々に」を身をもって体験した次第です。
手づくりしたい時栄養学を知る前に大事なこと
あえて言うなら、栄養学というより猫の生態と食べ物の知識を持ってたほうがいいと思います。
「猫は肉食なので、肉がメインでいい」
でも、絶対はどこにもありません。
それから、カリカリ与えている方もパッケージの裏面を見て、この食材を猫が食べると体にとってどうなるかは、人間に置き換えてのアバウトしかわからないと思います。
それよりも、猫にとってどうしてダメなのか、良いのかを飼い主さんが納得することが大事だと思います。
情報をうのみにしないで、根拠のある知識と情報収集力を持っていたほうが大切です。
かと言って、頭で考えてばかりではなくて、実際に手づくりで作っていくほうがいいです。不安を解消してくれるのは飼い主が信じている情報のみだからです。
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猫にとって人間の食べ物は毒なの?
うっかり人間の鰹節を盗み食いされた・・。なんて日にはもう、飼い主失格だ・・と自分を責めたこと、ないですか?
うちは、揚げ油を飲んじゃったのですが、どこを読んでもうっかり一口でも飲んだら死ぬなんて、書いてないのに
もう、相当凹みました。
つまり人間の食べ物は絶対ダメだ。って思ってたってこと。「タベルナ危険」。。。
なぜ悪いかを知ろうともしないで、鵜呑みにしていたんですよね。
そうしたら、違ったのです。
猫にとって油の摂取は、被毛を美しくして、便秘解消にも必要なものだったんです。
そして、ドライフードのパッケージの裏にも、○○油と書いてありましたー!^_^;
ストラバイト結石はミネラル摂取過多で起こる?
根拠のある知識ってこういうことなんです。
ミネラルひとつとっても、
体に必要な栄養素で、結石ができる直接の原因にはならないのです。
猫に多いと言われるストラバイト結石も
鰹節などミネラルが多いものは尿がアルカリに傾き石ができやすいと言われてきました。
でも、ミネラルは人間にとって体の機能を整える大切な栄養素です。
猫も同じでいろんな食材からとる必要があります。
人間の腎臓は、体に必要な栄養素とゴミとに分ける仕事をしています。
どんなに体に良い栄養素でも多すぎるとゴミ(老廃物)として体外に出します。
猫の腎臓のしくみも同じなので、もし結石ができても水分をたくさんのむことで、
おしっこで体外に流すことができるんです。
それを解決する一つのやり方として手づくり食がある、ということです。
しかも、
ドライフードはクッキーのように粉をつなぎに使って焼き固めたものなので
水分が少ないのです。
ますます、水分をたくさん飲まないと足りないということですね。
案ずるより産むがやすし。
猫の手づくりごはんはトライ&エラーだということが分かりました。
猫によって環境も性格も好みも違うから、
やってみないことには、飼い主の視野は狭いままなのです。
心配ならささみのゆで汁をカリカリに入れて、ふやかすことがはじめてみては?
健康な猫ちゃんだったら、何かを食べて急に命を落とすことはないとのことですよ。
以上、私が猫から学んだことと、実際に講座を受講して学んだこと。手作り食の先輩飼い主さんから学んだことです。
あなたも、信じられないと思われた部分があるなら、情報を収集してみられてはいかがでしょうか。
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