発達障害の女性と一緒に仕事をしてきましたが、
彼女は来月1日付けで部署異動となります。
数ヶ月一緒に仕事をして感じたこと。
なんというか・・発達障害って結局
お医者さんから診断された一つの「くくり」なのだと思います。
初対面の時彼女は「私は発達障害なんです」と言ったのです。
こう言うことで自分を守っているんだなと思いました。
発達障害だから、何かミスっても大目に見てほいいのか
私、ちょっと変わっていますよ、と牽制したのかはわかりません。
言ってくれたおかげで、私も彼女の「こだわり」や
集中力途切れてしまうところ
KY気味なことろ
時々支離滅裂で何を言いたいのかわからないところなど
彼女の言うことややることを一旦受け入れてみようと思ったことで
何か突拍子もないことをやっていても
「ああ、そういう特性なんだね」「個性なんだね」と
思うことができました。
だから、自分で言ってはなんですが、
彼女は私との仕事は、やりやすかったのではないかと思います。
きっと、この職場で自分の居場所を確保することができて
自分のペースで作業をしても何ら責められることもなく
発達障害だからこそ、この場所で自己肯定感が上がったのではないかなと密かに思っている。
彼女は発達障害と診断されたことで
今まで息苦しかった生き方が、ふっとラクになったかもしれない。
幼い頃から「なんでできないの」「これくらい、できるでしょう」「それじゃないでしょう」と親や先生から、やることなすこと否定されてきたそうだから、
ようやく数年前「あなたは発達障害なんですよ」と診断されたことでほっとしたとも言っていました。
発達障害と健常者と違うくくりなんだけど
何もできないとか、これくらいしかできないと
自分自身も周りの者も制限をかけないで、居心地の良い居場所をつくることに
お互いができたらなと思いました。
発達障害って、その人の強みであったりもする。