梅雨に入ったのに
雨が降らず
家のまわりの田んぼも
水がかからず
田植えがはじまりませんでした。
週末ようやく雨が降ったと思ったら
今度は大雨洪水注意報が・・。
そしてようやく近所の田んぼに
水がかかりました。
この辺は田舎で人通りが少なく、人が道端にいるのは農繁期だけ。
休日の朝田植え前の写真をとりにいったら
もう田植えは終わってました。
家は高台にあって
田んぼが見渡せるのです。
代掻きが終わって水のかかった
キラキラした水面をみると
娘が小1のときの「せんせい、あのね・・・・」の文章を思い出します。
娘の担任の先生は
「せんせい、あのね・・・」と子供たちが話したことを
横でワープロでカタカタと書き留めて
それをクラス通信に載せてくれていました。
一時間目が始まる前に
「せんせい、あのね・・・」のお題が出るので
一日に2〜3人、一人ずつ先生の机に行って
とっておきのお話をするのです。
「せんせい、あのね、●●してね・・それから・・えっとね」と
話しはじめるのです。
「それで?・・ちゃんはどう思ったの?」そっと
言葉を引き出してくれていた様です。
うちの娘はこんな「せんせいあのね」でした。
「せんせい、あのね。あさ学校に行くとき家のまわりが水でキラキラしていたよ。
お父さんに海?ってきいたら「田植えだよ」って言ったよ」
すいません、20年ほど前のことを今だ覚えている親ばかです。
強風で水面がなびいて
田んぼがまるで波うつ海のようにみえた、6月のある朝のことでした。
今年も豊作でありますように。
ちなみに、我が家に田んぼはありません。