ネガティブな思い出を洗い出すワークを
自分でやっています。
私のネガティブな思い出その1
現在30代半ばのうちの娘が子供の頃、2歳くらいの時のはなし。
義実家から「うちの子供の夜泣きの原因は、
あなた(私のこと)の実家の母親が良い死に方をしていないので、
祟っている」と言われたことです。
ネガティブな出来事を思い出すだけでは何も
受け入れることはできないです。
むしろ苦しくなって、気分が悪くなることもあるかもしれませんよね。
でも、ネガティブな出来事にこそ、
人生が逆転するチャンスというか
ヒントになるのだそうです。
近所に住む夫の実家(私にとって義理の兄夫婦)のことです。
義理の兄夫婦の子供の夜泣きが続いて
大変なのだそうです。
近くのお地蔵様の側にある 杉の木の小枝をとってきて
燃やし、その煙を赤ちゃんに吸わせると
夜泣きが治まるというおまじないの伝えがありました。
義理兄嫁がそうするにも、
夜泣きが治まらないそうです。
うちの集落には信心深い人たちがおりまして、
イタコみたいなおばあさんがいたのです。
義実家は、そのイタコみたいな人を自分の家に呼んで
仏様に参ってもらったら、
私の母が祟って、夜泣きさせているとお告げがあったそうです。
ある夜、義兄が線香の束とろうそく1本とろうそく立てを
持って来て、
「これで毎朝三十三座拝みなさいだって」と私に渡して帰っていきました。
夫はまだ仕事から帰っておらず、私と子供だけの日でした。
一瞬の出来事だったので「えー?母が?」と思いつつも
線香の束とろうそくとろうそく立てを受け取ってしまいました。
帰宅した夫に話したら、いいも悪いも言わず
反応なしでした。
でも、日が経つにつれて
なんか腑に落ちないというか
亡くなった母を悪者にしているだけでは?
夜泣きの原因がうちの母の祟りから?
なんか無茶苦茶に感じて、だんだん
夜泣きごときを、私に拝ませることで解決しようとする
兄嫁や義理の母にあきれてきたんです。
亡くなった人に「祟らないでください」と
お願いしなさいと言われたのだと思います。
もちろん、していません。
それからどれくらい日にちが経ったのか
忘れましたが、
今度は夫のまん中の姉が夜やってきました。
玄関ではなく、リビングの窓ごしに
やってきてコンコンと窓ガラスをたたいて
やってきたのです。
経典のような冊子を
窓越しに夫に渡して
「あんた達、もうちょっと
毎日しっかり拝まないといけないよ」
「まだ、○○ちゃんの夜泣きが治らないんだって」
と、言ったのです。
私は、またはじまった、と思って。
「夜泣きが私の母の祟りのせいだなんて
失礼すぎます」
「夜泣きなんて、どこの赤ちゃんもするものです」
「どこの親も、夜泣きとか大変なことにも向き合って育てていますよ」
という様なことを私は言ったと思います。
「そんなもの、要りませんから
持って帰ってください」
といったら義姉は
すごい怒って
怖い顔をして、
ヒステリックに
あんた達は~と怒り狂って帰っていきました。
窓を閉めてカーテンを閉めたら、
夫が私に
「言い過ぎだろ!」と怒りました。
「あんな言い方ないだろ」って。
「とりあえず、経典を受け取って
しばらくして返したらよいだろっ」と。
なんか、私は悲しくなった。
あなたは、自分の親や姉たちの言うことには
逆らうことはしないんだね?と思った。
というか、私の思いとか考えとか
意見もアイデアも受け入れられない、いや受け入りたくない人なんだね?と。
結婚する前からも、結婚して子供が生まれてからも
夫に対してモヤモヤすることが、よく起きていたな、
と「ネガティブな出来事を思い出す」ワークをして
最初に、思い出した「祟り、濡れ衣事件」でした。
忘れていても、ふっと思い出すものですね。
でも、思い出すだけでは
何も解決しなくて
このネガティブな出来事は
何のために起きたのか?と考えることが大切なのだそうです。
なぜ?なぜ?と思うのは、過去の起きたことの原因探しに
焦点があたっているだけなので、
脳の苦痛系が動いているので
ストレスホルモンが分泌されます。
それが続くと体を壊したり、仕事も手につかなくなるなど、収入面で影響がでたり、人間関係がうまくいかなくなるのだそうです。
今思っていることがあります。
当時は私も若くて、私も子育てに大変だったときです。
義兄が線香の束とろうそくを持ってきた夜の
数日前、うちの娘も
インフルエンザかなにかで高熱が数日続いたのです。
やっと、熱が下がってきたかと思うと
咳が酷くなって、夜中、私自身が
心配で目が覚めてしまう、ということが
あって、睡眠不足で疲れていたのだと思います。
私自身が弱気になっていたのです。
そんなときに
祟りと言われて、一瞬そうなんだ、と受け入れてしまった。
悪い出来事は、人のせいでこうなったと
思うほうが、楽ですもんね。
人は弱気になったり、心が疲れている時は
それを証明するかのように、
ますます弱気にさせられる出来事が起るというか、
引き寄せてしまうものですね。
ネガティブなことを考えるとネガティブなことが現実化するってことですね。
今、これを書いていて
義理の姉に経典を
つき返したのは、よかったやん!と思っている。
あれから、義理姉は
宗教のことは言ってこなくなった。
私の言い方が強かったのだろうけど。苦笑
その後、姑からは「ちゃんと信心しないと
バチが当たるよ」みたいなことは
言ってきたけど。スルーしました。
まあ、自分が嫌なことは、あんな風にこちらが強く拒絶しないと
人はいろいろ、ああしろ、こうしろと
言ってくるんだなと、今思う次第です。
それにしても、拝んでばかりでは
何事も解決しないものですよね。
拝んで、あれこれこうあって欲しい、
なおって欲しいと思うだけでは。
夜泣きが続くのだったら、赤ちゃんの昼間の過ごし方を工夫するとか
していたんだろうか?と思います。
この、経典を持ってきた義理の姉には
結婚前からもその後もいろいろと言われてきたので
ネガティブな出来事を思いだすワークをすれば
登場する人物です。