50代の暮らし

娘の夫が赤ちゃんのミルク代も渡してこない

子供を産んだばかりの娘。里帰り出産をして実家のわが家から他県の自宅へ帰りたがりませんでした。

夫の帰りが遅く、ワンオペ育児になることはわかっていました。でも事情がそれだけではなかったようです。週末赤ちゃんの顔を見に、他県から泊まりに来てくれていたのですが、金銭感覚がまったくダメだったんです。

顔を見にきてくれるのはありがたい。でも、赤ちゃんを抱っこして・・それだけ。いえ、それだけでもありがたいこと。だけど・・昼間から赤ちゃんの横で爆睡。いえ、それもまだいいんです。仕事で疲れているのに来てくれたんだから。

娘の夫は借金があることを結婚する時に黙っていたのです。借金があることが結婚してすぐにわかり、新婚気分もなく娘はWワークをはじめることに。

「仕事を辞めて、ついてきてほしい。専業主婦になって家のことをやってくれたらいい」
言われるままに退職して、他県の彼の元に行ったので、娘は結婚したときは無職でした。

すぐにwワークをして、自分の貯金を崩しながら彼が滞納していた税金や借金を返してきました。食費を捻出してきました。

「子供が生まれたら変わってくれるかも」

淡い期待があったのかもしれません。その辺のことは娘は何も言わないけれど。私の推測です。

そうして出産をしたのですが、週末に赤ちゃんを見にやってくるも、ミルク代は足りているかおむつ代は足りているかも一言もなく。

しかも、おむつや粉ミルクも産院から退院したばかりの娘が、自分で店に買いにいっていると思っていたくらい、鈍感というか、無知だったようです。

娘は産後のストレスで母乳もでなくなり、うつっぽくなっていました。(娘は里帰りしてからぽつりぽつりと夫や夫をかばう姑の愚痴を話しはじめました。)

出産前後の身動きがとれない娘のスマホに、借金の督促の電話や未納の電話がかかってきていたんです。彼は仕事中でなかなかつかまらないため、妻である娘にかかってくるのです。折り返し電話なんてする人でもないため、娘は途方にくれていました。

ただでさえ初めての育児で、心も体も不安定なのに、お金の心配がさらにのしかかっていて苦しかったみたいです。

里帰りする前「お産でWワークも辞めてしまって(産休)、生まれたらどうやって借金を返していく?どう生活していく?子供が一人増えるのに私の分の収入がなくなったので、節約するしかない」と娘が言うと

夫は「なんとかなるよ」だったそうです。

それだけではなく、「もっと小遣いをあげてよ」と言ってきたそうで。娘はぶち切れたそうです。

そんな旦那だから、弁当を持たせているのに、コンビニに毎日寄ったりゲーム課金をしたりで節約するアタマはなく、自分にお金を使うことに精一杯だったのです。

子供の頃から何不自由なく暮らしてきて、誰かが(だいたい親だけど)尻拭いをしてくれる環境だったようです。

そういう訳で、出産後娘は一度も自宅へ戻らず、里帰り出産のままです。

もう心は決まっていて、戻らないと言っています。私も最初の頃は「帰りなさい」と言っていたのですが、親として娘の苦労の涙は見たくありません。彼の性格も変わらないだろうと思います。

幸い、最近娘も笑顔が出てきました。赤ちゃんがこれまた、とびきりの笑顔を振りまいて家族を和ませてくれます。

これでいいんだと、親として娘と孫に寄り添っていくつもりです。

 

 

 

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