50代の暮らし

田舎に多いおすそ分け文化~ありがたかったり迷惑だったり・喜ばれるコツとは

夕方帰宅した娘が「玄関に置いてあったよー」とスーパーの白い袋を持ってきました。
中をみると「そら豆」が。今が旬の野菜ですね。ご近所さんが置いて行ってくださったものです。

田舎に多いおすそ分け文化~ありがたかったり迷惑だったり・喜ばれるコツとは

このご近所さんは、野菜を分けて下さる時「たくさん」はくれません。(いい意味で)

家族の人数や好みを考えてくれているのか、少な目に置いていってくれます。うちの他にもおすそ分けするお宅がある様で「少しずつ」の量になっているのかもしれません。

わざわざ「いりますか?」とも聞かれないし、インタホーンも押されません。まるで昔ばなしの「カサ地蔵」のようにこっそり玄関先のポストの棚に置いて行ってくれます。お地蔵さんのようにドッシンドッシン、足音を立てることもなく静かにです。

うちの夫は、カサ地蔵のお爺さんのように世話好きでも善人でもないんですが(笑)ご近所さんは自家製の漬物とかスナップえんどうとか一食分ほどを置いていかれるのです。青菜の漬物なら一房だけ、タクワンなら1本。または半分。そんな感じ。

10年以上前ですが、この無言のおすそ分けがどこの誰が置いていかれたのか検討がつかず、困りました。1年ぐらい経って「前に持っていった〇〇、口に合ったのならまたあげたいのだけど」と言われてはじめてその方だと知ったのです。
一度全く別の方に「〇〇を置いて行ってくれたのは、オタクですか」と聞こうとして違ったら失礼だなと聞くことを思いとどまったことがあり、よかったと思いました。

押しつけるのはよくない

おすそ分けで思い出すのが、関東から転勤で引っ越してきた幼稚園のママ友のことです。
もう一人転勤族のママ友と同じアパートになりました。このママ友が、
「地元の無農薬の大豆で作られたお味噌、道の駅で買ってきたの。おいしいよ」と関東から来たママさんにお土産で渡したのです。それはローカルテレビで取り上げられたこともあるお味噌でした。
すると、2,3日して「使ってみたけど、九州のお味噌は口に合わなかったわ」と、1回分のお味噌をすくった使いかけのお味噌のパックを返しに来たそうです。

(ご主人は九州生まれ九州育ちの方なのに、ご主人も口に合わなかったのかしらん)

私はそれを聞いて、おすそわけやお土産を渡すことに、とても気を使うようになりました。
よかれと思ってプレゼントして、実は迷惑だったのではと思うようになり、プレゼントにも気を使います。
特にお味噌を返したママ友と食事をする機会があった時は、おいしいと思って食べているのかな?と気になったりもしました。というか、はっきりした性格なので「これ、まずいわね」と言い出すんじゃないかとビクビクしていました。

実は私は、特に好きでもないものをいただいて、一口食べて冷蔵庫に放置したままミイラ化させて「おいしかったです、ありがとう」と言ってしまう裏表のある人間です。欲しいと思わないものを要りませんと言えないタチなのです。

おすそ分けの喜ばれるコツとは

プレゼントは自分が欲しいものを贈ればいいのよ、って言われることがあります。ある時、お礼の菓子折りを夫婦で買いにいきました。夫は「このまんじゅうがいいんじゃないか」と言いました。
個包装されてもいない、賞味期限が短い生菓子をどうして贈りたいと思った?と聞いたら無言。

きっと本人が食べたかっただけだと思います。

渡す相手(人数)のことを何も考えず、家族構成も冷蔵庫事情も考えてあげないで、自分が食べたいものを先さまに贈るなんて単純すぎて怖い。

かといってどれがいいだろうか、あれこれ悩んで何がいいのか決められないことも困るのですがね。

若い頃やっていた手づくりお菓子の差し入れもしなくなりました。そんな機会も場もなくなったし、(今はコロナもあり手づくりのものは渡さないです。コロナでも作ったものを勧められることは度々ありました)

甘いものが苦手な人もいるし、健康上食べられない人もいる。人が作った料理が苦手な人がいるということを知ったからです。九州のお味噌やお醤油は甘口です。食文化による味の好みもありますからね。珍しいものを受け入れられる人、出来ない人様々です。

たくさん作り過ぎたからもらって欲しいとどっさりいただいても、困ります。
田舎は、物と物とで繋がった人間関係が根強いです。お返しにも気を使います。

よくもあり、迷惑でもあります。



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