本の感想

猫の生態がわかる『猫的感覚』ジョン・ブラッドショーの感想

ミステリアスで人間には理解しがたい猫の行動心理がわかる本です。
猫の生態を動物行動学の研究者がョン・ブラッドショーが猫を知るために書いた・・もとい。
まえがきに「猫のスプラッジに捧げる」と書かれてるのですが、
「猫のスプラッジがジョンに書かせたのではないか」と言われるほどの猫の生態について詳しく書かれた本です。



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猫を飼うのがはじめての方にお勧めの本

猫をはじめて飼うという時。思いがけなく野良猫を飼う事になった・・。
猫の出会いは意外に突然だったりします。
そんな、猫のことがよくわからない、猫のことを知りたい!と
思っている時に読んだ「猫的感覚」ジョン・ブラッドショーの本をおすすめします。
訳は羽田詩津子さんです。

猫が現在まで生き延びて「家猫」になるまでの進化や
知っているように知らなかった猫の生態のことなど
よくある「猫を飼うハウツー」的なものではなく
猫の幸せとは?
猫は飼い主をどう思っているのだろうか?
猫の心理から未来の猫についてまでをわかりやすく解説されています。

読めば猫との心の距離が縮まる良書

猫はやっぱり人間からみると
摩訶不思議で取らえどころがないですよね。

犬はしっぽを振って、体で喜びを表現しますが
猫は真逆、感情をあまり出さないです。
だからこそ怒った時の「シャー」や猫パンチにびっくりすることがあります。

「あ、怒ってる!」とか「あ、嫌だったんだ」って。
わかりやすような、わかりにくい動物。

でも、猫好き人にとっては
そこが猫らしくて好き!と、言っています。

ミステリアスな猫だけど飼い主との心の距離は近いほうがいい!

猫のことがますます好きになる内容

・猫がどうやって進化してきたか
・猫の思考と感情が人間とどう違うか
・猫と幸せにくらすためには?
・猫の未来はどうあるべきか

など、猫についての知識の幅を広げて
猫と共にくらすための知恵が書かれています。

「猫的感覚」レビューまとめ

猫は人間の3歳くらいの子供くらいの
脳を持っていると言われています。
人間でも3歳くらいが記憶力が定着して
感情が豊かになる頃ですよね。

猫も同じような構造があり、
研究が進んでいます。

猫が苦手な人は
猫のこのような賢さとか、怒り、恐怖心を瞬時に表現することへの
嫌悪があるのでは。

この本のおかげで猫の特性を学ぶことができ
よりよい猫友関係がつくれてますよ。

ますます猫がミステリアスで、それでいい、だからいいって感じられる本です。

猫のことを知りたい!と思っている方
猫とどうやって付き合えばいいんだろうという方に
猫の心理を知るためのおススメの本です。

なお、犬も飼っている!という方には同じ著者で
「犬はあなたをこう見ている」という本もあります。



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