多くの人は、「もっとお金があれば、きっと幸せになれる」と思い込みがちです。確かに、お金は生活の安定や安心感をもたらし、選択肢を広げてくれます。しかし、私は病気をして、お金そのものが幸せを直接生み出してくれるわけではない、と気づく実体験がありました。
人が感じる「幸せ」は、収入や資産額よりも、人間関係の質、自分の存在価値を感じられる時間、心の安定に強く左右されるということです。
たとえ大金を持っていても、家族との心が離れていて、不安や怒りに満ちていれば、心は満たされませんよね。
潜在意識の視点から見れば、幸せは「外の条件」ではなく「内側の状態」から生まれていたんです。
お金を追いかけても、心の根本にある不安や自己否定感を解消しない限り、お金は入ってこないのです。
結局のところ、お金は幸せをサポートするツールであり、幸せそのものではありません。大切なのは、お金を手段としてどう使い、自分や周囲の人とどんな心の時間を共有するか。そこにこそ、本当の豊かさがあります。
「お金=幸せではない」と気づかせてくれた病気
私は、病気になったことで初めて、自分がどれほど「お金のためだけに」働いていたかに気づきました。朝から晩まで、体を酷使し、心の声を無視して、ただ収入の数字だけを追いかける日々。その先に待っていたのは、疲れ果てた体と、笑顔を失った自分でした。
病気になってわかったのは、いくら通帳の数字が増えても、体と心が壊れてしまえば、そのお金を楽しむ余裕すらなくなるということです。
心理学的にも、幸福感は収入の多さよりも、「安心できる人間関係」や「自分らしく過ごせる時間」から生まれることがわかっています。潜在意識の視点からも、幸せは「外にある条件」ではなく、「内側の満足感」からしか育ちません。
私たちが本当に守るべきなのは、心と体の健康、そして大切な人とのつながりです。お金はそのための道具であって、目的ではないはず。
病気は「本当の自分からのメッセージ」といいます。
「お金だけを追いかける人生は、本当の幸せから遠ざかる」という大切な真実を、私に教えてくれたのです。
でも、お金がないと生活ができないのは本当のこと。お金は必要です。お金を手にすることで自分はどんな感情を味わいたいのか?と、稼いだその先のことを自問自答することが
必要だったのか・・と今は思うようになりました。