「嫌われなかったかな」
「変なこと言ってないかな」
「どう思われたんだろう…」
人と関わったあと、
こんな考えが頭から離れず、どっと疲れてしまうことはありませんか。
人の目を気にするのは、決して悪いことではありません。
むしろ、あなたが人の気持ちを大切にできる、優しい人だからこそ起こる反応です。
でも、それが「つらさ」に変わってしまうとき、
そこには心の中の“ある思い込み”が隠れています。
なぜ、こんなに人の目が気になるの？
人の目を気にしすぎる人の多くは、
無意識のうちに、こんな前提を持っています。
- ちゃんとしていないと、価値がない
- 迷惑をかけたら嫌われる
- 空気を読めない私はダメ
これらは、生まれつきの性格ではありません。
これまでの経験の中で、身につけてきた考え方のクセです。
たとえば、
・人の顔色を見て行動したほうがうまくいった
・本音を言ったら否定された
・我慢することで場が丸く収まった
そんな体験が積み重なると、
「人の目を気にする＝安全」という回路が心の中にできていきます。
気にしすぎてしまう一番の理由
実は、人の目が怖い本当の理由は
「他人」ではなく「自分自身」だったりします。
・間違えた自分を許せない
・うまくできない自分が嫌い
・期待に応えられない自分を責めてしまう
だからこそ、
「人からどう見られているか」が
そのまま「自分の価値」に直結してしまうのです。
人の目が気になるのは、
あなたが弱いからではありません。
ただ・・
自分にとても厳しいだけなのです。
少し楽になるために、今日できること
いきなり
「人の目を気にしないようにしよう」
とする必要はありません。
まずは、これだけ意識してみてください。
「私は、誰かに評価されるために生きているわけじゃない」
そう心の中でつぶやくだけでいいのです。
そして、人の反応が気になったときは
こう問いかけてみてください。
・あ、また私人の目を気にしてる？
・いろんな価値観の人がいるんだから
・もし大切な人だったら、同じことで責めるかな？
この問いかけは、
人の目に縛られた思考から、
あなたを少しずつ解放してくれます。
まとめ
人の目を気にしすぎてつらくなるのは、
「自分を守るために、そうしてきた」結果です。
だから、責めなくていい。
直そうとしなくていい。
ただ、
これからは少しずつ「自分の気持ち」を
自分で受け取ってあげる方向に、向かっていけばいいのです。
あなたのしんどさには、ちゃんと理由があります。
そして、楽になる道も、必ずあります。
それでも、ひとりで抱えるのがつらいとき
人の目を気にしすぎてしまう背景には、
これまでの人生で身についた
「考え方の前提」や「心のクセ」があります。
お試しカウンセリングでは、
無理に答えを出したり、
前向きになろうとする必要はありません。
今、あなたが
「どんな前提で人と関わっているのか」
「なぜ、ここまで自分を責めてしまうのか」
それを一緒に言葉にして、整理していく時間です。