60代のこんなコトあんなコト

許せない人を許すには

なぜ許せないのか

誰でも一生のうちで、人を嫌いになったり、許せない人が出てきますよね。

その人のせいで傷ついたり、不愉快にさせられたり、
大切なものを失ったり、ウマが合わなくて一緒にいたくなかったり。

許せないのはあなた自身が持った怒りが心の中でくすぶっているんです。その人はあなたに嫌われるような酷いことをしたり、言ったりしたんですものあなたは怒って当然です。悲しんで当然です。

あなたに許されないことをしたんですから、あなたに許してもらえなくて当然の人なんです。

ただ、この許せないという怒りは、持ち続けると体の中で毒になるのです。何年も許せないのであれば、その毒で心や体が病気になったりします。

嫌いなのになぜ想ってしまうのか

ところで許せないそいつのこと何年も思っているということは
あなたの貴重な人生という時間をそいつに捧げていると同じことです。それはもったいない。

四六時中、人のことを考えるのは、恋愛している時くらいがハッピーです。

しかも、あなたが泣いて、泣いて、悔しい思いで眠れない日が続いたとしても、
あなたを傷つけたそいつは、何もなかった様に今夜もぐっすりと眠ることでしょう。

そんなことを考えると、余計に腹立たしく、ますます許せなくなるかもしれませんね。

人は鏡なので、その人の嫌な所は
その人を通して、自分の課題を教えてくれる存在だと言われていますよ。

そうやって人を傷つけてまで、感情の赴くままに
言いたい放題、やりたい放題をするあいつの様に
自分もなれたらどんなにラクかって思ったりしませんか?
でも、そんな悪者にはなりたくない、そう(無意識に)思っているのかもしれません。

許せない人を許すことは必要ですか

だからあの人を許せない時は、自分自身を許せていないのです。

まず、許せない人がいる自分を「自分は悪い人だ」「器が小さいのでは・・」と思わないことです。

だれにだって、嫌いな人や、関わりたくない人はいます。
それは、ごく普通の感情であって、人として悪いことではないのです。

むしろ、自分にとって付き合いやすい人や一緒にいて居心地のいい人はどんな人なのか?
こんなこと言うと人は傷つくよね、と自分は優しい心の持ち主なんだと自覚してもらっていいです。

許せない人がいる自分をまず、許しましょう。

そして、その人とは積極的には関わらないこと。たとえ親でも兄弟でも親友だったとしても。

あなたは楽しめることを楽しんで
それに集中してみてください。

家事でも仕事(上司が許せないなら、やる気出ないですが)でもいいから、何か体を動かしてみること。ゲームでもスポーツでもいい、そいつの事を考える暇もないくらい、集中できることをやってみるといいです。

旅行が好きなら旅行に行くとか、映画を観に行くとか「行動」をしてみてください。

人を許すには時間がかかりますが、そいつのことを
思い出す時間が減ってくればいいです。

自分には許せない人がいるっていうことを時々ふっと思い出すくらいになればオッケーです。自分が笑顔になれることを探し出してやってみて、それを心の底から楽しみましょう。

あなたは許せないあいつとは違うやり方で、人を傷つけずに、心の中の毒を出せるようになれたらいいんです。

つまりは、あなたが幸せであれば、それでいいんです。

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