看護師さんから主治医へ
私の退院希望日を打診してくれたようです。
家に帰りたくなーい。まだ入院していたい
希望通り、今月末で退院のはこびとなります。
だいたい２週間程度で退院となるのですが
それだと、月をまたいでしまうので
術後１１日目で退院します。
今月末で退院でOKがでましたよと担当看護師さんが
報告に来てくれました。
ホッとしたような、しないような、ちと複雑な思いが。
（まだ退院したくないあ・・）
（家に戻ればあのバタバタとした日常がやってくる）
（ここはゆったりと時間が流れて、天国。もう少し入院していたいなあ）
（でも一日長引けば、支払いが増えるしなあ・・）
あの日掃除のおばさんが言っていた
「３日我慢すればラクになるからねー」の言葉どおり。
パジャマ姿でなかったら、ホテル住まい？って思えるくらい快適な現在です。
麻酔の影響からか胸のムカムカは２日くらい（多分。忘れた）でよくなったし
風邪のような咽頭の痛みも風邪がよくなる様に日に日に薄れていきました。
首の傷自体はほとんど痛くもならず、
どちらかと言うと「拍子抜け」なのです。
結局、一番つらかったのはあの、術後のICUでの一晩でした。
体も首も動かしてはならず、
出しても出しても、上がってくる痰をティッシュで拭いていたあの夜。
首が凝って眠れなかったあの長い夜でした。
これも、術後順調に回復していて
家には私の帰りを待っている小さい子供もいないので
「まだここに居た～い」って言えるのだとは思うけど。
お気楽発言でごめんなさい。
お金があるならまるまる２週間、月をまたいで入院していたいんですけどね。が本音であります。
旦那には言えないけど、同じ日に退院が決まった入院患者同士で話しているんです。
甲状腺の患者さんは術後何日目ぐらいか、すぐにわかる
甲状腺の患者は、首元の手当の仕方と表情で
手術直後か退院が近いのかがわかるんですよ。個人の感想です。
手術後すぐ
首を横に動かせないのでまっすぐ前を見て歩いている。肩をすぼめたロボットのようにぎこちない歩き方。首にはガーゼが貼ってあって、傷口から細いドレーンがみえます。無言。
術後２日目
ドレーンがはずれて、ガーゼのみになります。首も大きな動きはダメですが、多少自由に動かせます。ちょっと自由になった感じで歩いている。顔の表情も明るくなる。
術後１週間
ガーゼが外れ、肌色のテープで保護してあるだけになる。遠目にはわからない。
散歩にいったり、コミュニティールームでテレビを見たりして病室から出てくる様になる。
患者さん同士で談笑する姿も。スタスタ廊下を歩いて屋上に洗濯しにいったり開放的。
退院間近
患者さん同士で談笑する姿が増える。自分はどんな手術後の副作用があったかを話したり、
持病の話。食事の量が少ないとか、家族のことなどたわいのない話。散歩に行ったり院外のコンビニに買い物にいったりするので、パジャマ姿から外出着で病院の廊下をウロウロしていることも。
誘い合って一緒に散歩に行く様になったと思った時にはもう退院。表情は明るいが。
