猫草の栄養は猫には必要ない
猫は肉食なのに、猫草を食べるのでしょうか、知ってましたか。
それは
ネコにとって猫草は栄養が豊富だから食べているのではないんですって!!
なんてったって室内飼いのネコの多くは「総合栄養食」という餌を食べているはずですから、栄養は足りているのです。
だから
猫草で栄養補給する必要はないのです。
野良猫や放し飼いの猫は自分で獲物を獲ります。猫は獲物の内臓から食べると言われていて、
内臓にはビタミン、ミネラルが含まれていて自然と栄養が確保できるからです。
内臓には食物繊維も含まれているので、自然と体外に自分の毛を排泄できていたようです。
ところが現代の猫は違います。
なぜ猫草を食べるようになった?
猫は一日中毛づくろいをするので自分の毛を飲み込んでいるんです。
ウンチと一緒に排泄されるのですが、稀にうまく排出できずにお腹の中に溜まってしまうことがあります。
「毛球症」というのですが、食欲がなくなり命に関わります。
猫草とはイネ科の葉先がとがっている植物の総称です。
尖った葉先の猫草を食べることで胃が刺激され、胃の中のものを吐くのですね。
そうならないように、猫はネコ草を食べて胃を刺激して食べた毛を出しているのです。
昔の猫は獲物を捕まえて食べて自然と体外に自分の毛を排泄できていたようです。
猫草が必要な猫、食べなくてもいい猫
なので栄養不足を心配して飼い主さんが無理に猫草を食べさせなくては!思う必要はありません。
猫がねこ草を食べないからといって栄養が偏るわけでもなく単に「好み」の問題だからです。
毛づくろいで食べてしまった毛を猫草無しで吐き出せる子もいれば
ねこ草を食べても吐かない子がいたりと様々だからです。
昔と違って室内飼いの猫が増え、猫用フードがあたりまえの時代です。
猫の餌と同じで、猫飼うんだったら猫草もセットで必要ですと思わされてきたのかもしれませんね。
猫草は安価で手に入る
ペットショップなどで猫草の栽培キット、またはすでに栽培されたものが売られています。
猫草のお値段は量にもよりますが、栽培されているもので400円~600円です。
むしゃむしゃ食べても根が残っていれば多少はまた生えてきますよ。
ところで猫草とは猫が好んで食べる草の総称なので道端の猫じゃらしと言われるエノコログサも立派な「猫草」です。
猫じゃらしで遊んで、食べるならお腹の中の掃除ができますね。
他にも動画で白菜をむしゃむしゃ食べる猫をみたことがあります。
猫も好みで食物繊維を取り入れたくなるのでしょうか。
昔外で獲物をとっていた時は獲物の内臓には食物繊維も含まれているので、自然と体外に自分の毛を排泄できていたようです。
自分の猫は猫草が必要か?
うちの子はねこ草が要らない子なのかなと思いました。
便を観察すると、毛も一緒に排出しているようなのです。
ただ、先にも書いたように「好み」を知るためには
一度は猫草を用意して猫が食べるかどうかを観察してもいいと思います。
もしあなたの猫が猫草を食べないとしても、心配することはありません。