ネガティブな自分を「直そう」としていませんか?
引きこもりがちだったり、
物事をついマイナスに考えてしまったり。
そんな自分を
「よくないこと」
「ダメな性格」
だと思っていませんか?
「ポジティブに考えられない私はダメ」
「弱音を吐くなんて、情けない」
「だから性格を変えなきゃ」
そうやって、
今の自分を否定しながら
必死に前向きになろうとしていないでしょうか。
でも、今日ははっきりお伝えします。
ネガティブ思考が強い人ほど、
本当は前に進む力を持っています。
根拠のない自信は、ある日役に立たなくなる
私たちは、心のどこかで
「自分はまだ未熟だ」と知っています。
だからこそ、人は自然と
「成長したい」と思うのです。
子どもの頃は、
親に守られ、学校という枠組みの中で
半ば自動的に成長できます。
でも大人になると違います。
誰も守ってくれない
正解も用意されていない
評価や結果を突きつけられる世界に出ていきます。
仕事、試験、人間関係――
比べられ、選ばれ、優劣をつけられる場面ばかり。
そんな中で
「自分は大丈夫」
「根拠はないけど自信がある」
この自信は、
いとも簡単に崩れてしまいます。
根拠のない自信が通用するのは、
怖いもの知らずだった子どもの頃まで。
自信よりも、ずっと大切なもの
「私は前向きに生きている」
「これでいいんだ」
そう思えた瞬間、
心の深いところでは
成長しようとする力が止まります。
どれだけ努力してきたとしても、
「ここまでやったから、もう大丈夫」
この思考が芽生えたとき、
人は無意識に立ち止まるのです。
一方で――
自信がなく、不安が強い人はどうでしょう。
・何度も練習する
・何度もやり直す
・別の方法はないか探す
・これで本当に大丈夫か考え続ける
・誰かに聞いてみようとする
失敗をできるだけ小さくしようと、
試行錯誤をやめません。
きっと、夜眠る直前まで
頭の中で考え続けているはずです。
だからこそ、あなたはここまで来たのです。
不安を抱えたままでも、人は前に進める
不安や心配を感じるのは、
弱いからではありません。
「どうしたらいいだろう」
「もっと良い方法はないだろうか」
そうやって脳をフル回転させている証拠です。
あきらめさえしなければ、
歩みは遅くても大丈夫。
亀のようにゆっくりでも、
確実に未来へ進んでいます。
不安は、あなたを止めるものではなく
考え続ける力そのものなのです。
「できる人」ほど成長できなくなる心のしくみ
反対に、成長が止まりやすいのは
こんな思考が増えたときです。
・これはもう知っている
・前に失敗したからやらない
・自分は完璧
・もう十分やった
これらはすべて、
心の「停滞サイン」。
「もう大丈夫」と思った瞬間、
思考は止まり、成長も止まります。
一方で、
自信がなく
未熟さを感じ
「私なんて…」と思いながらも
悩み、考え、立ち止まりながら進む人は
確実に前へ進んでいます。
「自分はバッチリ」と思ったとき、人は止まり
「これでいいのかな」と思える人は、進み続けるのです。
最後に
ネガティブな自分を
無理に変えなくていい。
不安なまま、迷ったままでいい。
その思考こそが、
あなたをここまで連れてきました。
そしてこれからも、
あなたを前へ運び続けます。